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中学高校留学 日本の高校生の英語力

26日のブログでご紹介させていただいた、アメリカ、ニューヨーク州にある男子校、Trinity Pawling Schoolの理念、The only boy that really fails is the boy that fails to try.を日本の高校1年生に在籍する高校生に訳させるという機会がありました。彼らはいずれも英語の成績は良く、海外に1年間行くことが確定している生徒たちです。私にとっては、日本の高校生の英語力を知るとても良い機会に恵まれました。
結論から言うと、この文章を文法的に分析できた生徒は残念なことに一人もいませんでした。また、高校1年生で英検準2級の実力を持つ生徒でも、この文章を訳すには至らなかったのが現実でした。英語の成績が良く、学習意欲が旺盛で、勘の鋭い生徒は、「失敗を恐れずチャレンジする」という大意にはたどり着くのですが、逐語約はままなりません。
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学習もスポーツも結果を恐れずにやってみることが大切 :Trinity Pawling School
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理屈を先に述べます。初めのfailsは自動詞として使われています。したがって、「本当に失敗する(唯一の)少年は」となるわけですが、これだと、何に失敗するのかが意味不明なのと、なぜboyにonlyがついているのかが疑問です。自動詞として使われるfailは、単に失敗するではなく、人生、事業、学業などに失敗するというように、failが使われる状況を鑑みて補わないといけません。
二回目に使われているfailsはto tryを目的語として取る他動詞として使われていますから、トライすることを失敗すると訳せます。このトライは「試すこと」ですからチャレンジと訳したほうが意味が通りやすいでしょう。failという動詞を巧みに活用したこの文章は、いわゆる文法が理解できているかそうでないかを試すのにシンプルで解りやすい文章です。
onlyという単語が最初に使われているのは、実は「めったいいないのだ」というような強調の意味合いが含まれていると思います。
以上、意訳すれば、「チャレンジしない生徒だけが、(人生を)失敗してしまうことになる」となると思います。英語のかなりできる生徒であっても、初めに意訳にたどり着き、あとから文法的な説明がついてくるということになるでしょう。
それでいいのだと思います。むしろ、文法的な理屈が説明できるからと増上慢になるほうがよほど怖い。そして、真に好奇心のある生徒、解らないことを知ろうとする生徒が、納得いくまでわからないことを追求するのだと思います。
その精神こそが、若者にもとめられるグローバルスタンダードになると思います。

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