留学コンシェルジュ

親の意識と子の意識-2

<前日のブログに続きます>
「親のこころ子知らず」は、そのまま主語と目的語を逆転させても通じます。親も子も人間に変わりありません。ひとりの人格として、お互いが尊敬と愛情をもって接すれば、遠く離れることでのマイナス面は見出されないはずです。しかし、お互いのエゴが突出するとき、もう一方は受け身にまわって、やり過ごすか、徹底的に議論を尽くし、妥協せずに打開点をさぐるか、あるいは、無視するか、いずれのケースもエゴの認識がない限り、尊敬や愛情などは、完全な独りよがりです。
私の留学コンサルティングは、わが子を留学させる前と後で明らかに変わりました。一つには、親の不安やコンサルタントに「やってほしいこと」がより明確に意識できるようになりました。本人が無事現地に到着したかどうか、休みの過ごし方などを、お父さん、お母さんとより共感を持って取り組めるようになりました。
わが子を留学させる以前は、自分の留学経験に基づく判断が中心になっていたため、本人の自主性を促す方向に偏っていて、「親の心配」ということへの実感と配慮がすこし欠けていたようです。それでも、わが子を思う親は、私を持ち上げてくれることが多かったと思います。私はいわゆる「せんせい」状態に満足していたことも多々あったのではないかと思います。「若いから許された」と今では楽観しています。
自分の子どもを留学させて、彼の生活を考えながら3年間、初めの1年は、若いコンサルタントに息子のお世話を任せていましたが、私の息子はその人にはなつきませんでした。なつく、なつかない以前に、あまりお願いすることもなかったというのが現実でした。
2年目から、私が担当しましたが、息子の現地での生活が変わったわけではありません。
このころかと思うのですが、朝日新聞に現地写真付きで私の記事が載りました。それを知った息子は烈火のごとく怒ったメールを私に送ってきました。息子の怒りは、プライベートのことがらを仕事に利用した父への怒りでした。
私はわが子を商売に利用するような品格のないことはしません。ただ、すなおな父親の意識と、10代の若者が持っている生きる力を正直に世間に知ってもらおうとしただけです。
息子はこの記事を読んではいませんでした。ただ、「父親が息子の留学記事を新聞に載せた」という情報からいろいろなことを、ネガティブに類推したようです。
つづく

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