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親の意識と子の意識-1

親子の認識の違いについては、私は自分の息子を高校時代3年間、ニュージーランドに留学させていましたから、実体験をもって語ることができます。わが子の留学については、このブログで過去数回にわたって述べてきました。息子が留学していたのは、2003年から2005年まででした。
親の意識を簡潔にまとめると以下のようになると思います。
① わが子に対して信じられないくらい尽くす
② 自分がいいと思うことは、子どももいいと思う
③ お金には甘い
すなわち、「親ばか」なのです。これは、私自身がわが子に対して持った意識であり、感情です。子どもが勉強しない、英語も思ったようには上達していない、そこで、現地スタッフにチューター手配の依頼をしたり、個別指導を徹底したりしてもらう。それもあまりうまくいかない。
「どうしてだろうか、息子の望みと現実にはかなりのギャップがありそうだ」と、
普通であれば、「なぜ」→「原因の検討」→「本人のやりたいことサポート」と考えるべきところを、客観的に原因が検討できないのです。熟慮の前に、「即対応しなければ・・・」と焦って、その気持ちがさらに「早くしなければ・・・」となり、つまりはうまくいかないことへの落胆が残るだけとなります。
私個人のケースは、子どもに国際電話で英語を教えるという異例の行動に出ました。週に3回、1回1時間半くらいの英語レッスンを3か月ほど行いました。この体験を「親ばか」として紹介すると、「そうですね」というお父さん、お母さんは一人もいませんでした。なんとほとんどの人は、「お父さんが英語できるといいですね」という答えだったのです。「私もできたらそうしたい」ということなのです。
本人が何を希望しているのかを親は知っているようで知らないことが多いと思います。私の親ばか例からしても、本人が何を望んでいるのかという検証がないまま、親は突進するといってもいいと思います。
つづく

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