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◆ IB(インターナショナルバカロレア)プログラムについて2

<前日のブログに続きます>
IBプログラムの世界への普及に関するデータが文科省のホームページにありました。アフリカ・ヨーロッパ・中東地域864校、アジア太平洋地域553校、ラテンアメリカ地域339校、そして北米・カリブ地域1716校です。
驚いたことに、IBが生まれたヨーロッパよりもなんと北米のほうが倍以上のIBプログラムを実施しているのです。その理由は、英語を母国語とする人の多さにあると思いますが、北米地域でのIBの普及状況はより詳しく調べてみる必要がありそうです。
IBプログラムは初等(PYP)、前期中等(MYP)、後期中等(DP)に分かれていますが、大学に直結するDP(Diploma Program)が注目度は一番高いと思います。そのDPのみで比較してみても、北米・カリブ地域が755校、アフリカ・ヨーロッパ・中東が610校で、北米・カリブ地域が他地域を圧倒していると言えます。
伝統と実績のあるUSボーディングスクールとしては、自らの教育のプライドにかけても、IBの導入は考えないのか、あるいは、すでにIBと同等、あるいはそれ以上の教育を完成していると考えるのか、私は北米地域におけるIBの普及状況に大変興味があります。
さて、IBという中等教育の革命的方法論の導入に関して、日本への同級状況ですが、文科省のホームページによれば、2012年6月1日現在、IBプログラムを導入している日本にある学校は24校です。そのうち、18校が日本にあるインターナショナルスクールで、いわゆる日本の学校でのIB導入は6校です。
IBの基幹言語は英語、フランス語、スペイン語となっていますので、日本のIBを導入した学校はIB学習のために英語を選択しています。
IBがより世界でそして日本で広がるために、そのプログラムを日本語で教えることができたらいいと思います。もし、英語でIBプログラムを運営するのであれば、中身だけが英語という環境はとてもバランスが悪いと私は思います。
つづく

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