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★ 留学と子育て2 サマースクールサバイバル

今年もそろそろサマースクール前期組が帰国します。
そして、後期組の出発がピークとなります。
通常、北半球英語圏の夏休みは6月上旬から始まり、
サマースクールは6月下旬にスタートして7月の下旬で終わります。
既存の留学生、日本のインターナショナルスクール在学生などが、
ボーディングスクールのサマースクールに参加しますが、
なかには日本の学校をお休みして、サマースクールに参加する生徒もいます。
小学校3年くらいが単身で出かけるサマーボーディングスクールの
最年少ですが、送り出したお父さん、お母さんの心配をよそに、
本人は英語のハンディをあまり気にもせずに、
いろいろな国から参加した子どもたちとやりくりしているようです。
「どうして英語力がないのにやりくりができるだろう・・・」
このように私たちは発想しますが、当の本人たちは、
「英語力がないからダメ」とは思っていません。もしそうであれば、
そもそもサマースクールには参加していないはずです。
子どもたちは楽しいほうの発想を考えるようです。
「午前中のESLクラスは英語の勉強、そして午後は楽しい経験。
勉強は先生が教えてくれる。自分のできる範囲でやればいい。」
それを素直に実行できるかどうか・・・、「できると思う」―というように
子どもたちは考え、チャレンジの決断をしていると思います。
もう一つ、英語力のない小学生がボーディングスクールのサマ―で
うまくやれるかというと、英語を教える先生たちが
良いからではないかと思います。
サマースクールはレギュラースクールとは違い、
テンスクールズなどでも入学に関しては、かなりオープンです。
故に、英語力のばらつきは初めから想定されていて、
それでも無理のないクラスを編成するのです。
ですから、小学校3年生で初めてサマースクールに単身で参加する
生徒であっても、周りにそのような生徒も多く、
それを取りまとめる先生も手慣れたもので、彼らがわかるような
午前中の英語クラスを作り上げていくのです。
英語力が全くなくても英語クラスが成り立つのは、
TESL(Teaching English as a Second Language)という英語教授法に
コミュニケーションを中心とする教え方のノウハウがあるからです。
それに則り英語力ゼロの子どもたちが、クラスで飽きないように、
楽しめるようにと先生たちは導いていくわけです。
日本の「英語教育」の常識では、このような発想はないのかもしれません。
小学校3年生になったら、2-3週間、英語圏でのサバイバルを
子どもたちに経験させることは、子育ての大きな節目として自立の
きっかけを作ることができると思います。

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