留学コンシェルジュ

☆○ 留学生のアイデンティティ5

子どもたちのアイデンティティと教育、特に英語圏に留学した場合を
中心に13日からのブログで述べています。
そのきっかけは、果たして中学、高校留学が本人の文化のよりどころを
失くすほどに、留学が大きく影響するかということです。
また、小学校での単身留学の可能性についても、留学すると自分の
アイデンティティが喪失してしまうのか、考えていくべき課題となると思います。
個人差はありますが、中学、高校時代に留学すると、生活英語は1年くらいで
難なく覚えることを私はブログで再三述べてきました。
しかし、生活するための言葉と、学問のための言葉は全く別であることも、
いままでいろいろな機会を通じて、私は発信してきました。
大学に至るまでに英語で学ばなければならない読み書きのための学習は
広大な範囲と分野を持ち、はっきりした目的意識がなければ、
絶対と言っていいほど、「自然に」身につくものではありません。
私はここに子どもたちのアイデンティティが確立されていくための
重要な要素があると思っています。
学習への意思、ざっくばらんに言えばやる気ですが、
それが培われるためのプロセスが子どもたちのアイデンティティと
深くかかわっていると思います。
今までの学習環境の常識を覆すようなことが留学当初は頻繁に起きます。
それらに対して批判的に受け入れを行っていく子どもたちは、
その時点で日本的な価値観と英語圏での価値観を比較検討しています。
今まで考えたこともない「なぜ」がたくさん思い浮かび、
あまりの違いに押しつぶされてしまいそうになりながらも、
一所懸命に努力します。この異文化適応のプロセスは年齢に関係なく起こります。
成人であれば、自分の価値観を異文化生活適応の過程で
悩みながらも独自ですり合わせることが可能かと思います。
10代の単身留学の場合、そこで大きな役割を果たすのが、親となるわけです。
「一緒に生活していないのだから、教育を学校に任せたのだから、親は無力」
ではありません。
むしろ、離れているからこそ、親の人間としての愛情が留学している本人の
こころにとても響き、初めてお互いを客観的に見ること、あるいは
そうすることのきっかけをつくることができると私は思います。
子どもたちのアイデンティティは、お母さんの気持ちとシンクロしていると
私は正直なところ思っています。
日本の価値観と英語圏の価値観は「個」中心と「組織」中心の社会故に、
大きく違うことは自明のことがらです。
もし、10代初めからの留学に、親が全くかかわることがないのであれば、
子どもたちは、自分の生活の場に適応するために努力し、
日本での生活を徐々に自分の意識の部分から切り離していくことでしょう。
しかし、実際は留学イコール日本の生活と決別することでは到底ありません。
10代半ばからの留学は、言語吸収能力、異文化適応能力、そして、
自己認識能力ともに自由な進展が期待できる時期にあると確信します。

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