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☆ 日本の若者の野心6

<前日のブログに続きます>
これからの時代に若者が負わされることになる社会的、
経済的負担について、正面から取り組めば取り組むほど、
その大きさに驚愕せざるを得ません。
社会保障制度、医療費、年金など、先進国と呼ばれる国で、
これからの若者の負担の問題のない国はないと言っていいと思います。
そのなかで、世界にはこれから伸びていく国もあります。
BRICsと呼ばれる国々、ブラジル、ロシア、インド、中国ですが、
そこに共通していることは、資源を持っていて、豊かさや便利さが
先進国に比較して乏しく、人々が勤労の意欲を持っていることではないかと、
私は思います。
人々はまだ満たされていないために、満たされることを求めて、
一所懸命に仕事をします。また、すこしでも豊の可能性を追求するため、
合理的に勉強もします。すなわち、
日本の戦後から60年代の状況なのだと思います。
ボーディングスクールの世界戦略においても、彼らは中国、インド、
ベトナムなどの国で生徒募集を熱心になっています。そして、
いつも日本は素通りの状況です。
中国を除けば、日本はまだまだ世界の中で
経済大国であることは間違えありません。
しかし、その日本からの留学生が中国や韓国に比べて、
比較にならないほど少ないのは、日本の人々が、国内の教育に頼っているという
傾向があるからとしか言いようがありません。
しかし、日本の大学は国際教養、異文化理解、英語教育などに
積極的に取り組んでいるようですが、大学に入るまでのプロセスに
国際教養的な要素が含まれているとはおもいません。
書店の大学受験、高校受験の参考書を手に取ってみれば、
誰でも、話せる英語、使える英語を確認する問題でないことがわかります。
英語に関しては私の時代の受験問題とさして変わらないのです。
一度、外から日本を見てみる、考えてみるというのが私の提案です。
短期、長期を問わず、自らの意思で「自分」をも外から見てみる時、
自分が育ってきた国の良さや欠点も明らかになるのではないでしょうか。
外に出ることをよしとするか、あるいはでなくても十分なのか、
それは、一人ひとりが自ら決めることです。
異質なことと接し、それを取り入れることで、
私たちはいろいろな刺激を受け、その結果、野心といった
プリミティブな感情、意識も目覚めるのではないかと思います。
できるのであれば、外に出るのは若いうちがいいですよ。
こころのカンバスが白いうちに、いろいろなことが書き込めますから。
そのような人が成長して、これからの日本を誇りの持てる国にすること、
その応援することが私の仕事です。

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