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日曜コラム 雪のチューリッヒから

先週の日曜日、翌日の学校訪問をひかえて、
お花見をする時間も十分に取れないまま、
月曜日、成田からチューリッヒに向かいました。
暖かい日が続いて、桜の開花が記録的に早かった日本から、
12時間のフライトでチューリッヒ。外気温は0度。
ふわふわとした雪がグレーの空から静かに降っています。
風がないのでそれほど寒くは感じません。
湿り気のある雪で舗装された道路を湿らす程度に降っています。
レマン湖のほとりの町、ジュネーブとチューリッヒは良く似た印象です。
市内の中心地を流れる川に開けた繁華街には
石造りで背の高くない古い建物がずらっと並んでいます。
トロリーバスが両市とも健在で人々の足として機能しています。
ホテル、百貨店、チョコレート工房、スウォッチの店、ブティーク、
そしてアイフォンショップ、ちょっと路地にはいると、
たくさんのレストラン。ジュネーブはフランス語ですが、
ここはドイツ語なので、すこしばかり英語に近く、一般の人も
多少の英語を話すので助かります。
チューリッヒの駅は広くて、たくさんの電車が乗り入れています。
ハリーポッターに出てきた駅の現代版のようです。
野菜、漬物、パン、サンドイッチなどの市場があって、
みな気さくに構内露店のテーブルで食べています。
日本で購入したチケットを窓口で見せて、電車の発車時間とプラットホームを
確認し、改札のない駅構内から電車に乗り込みました。
ここから鉄道で2時間半あまり、2度電車を乗り換えて、
標高1100メートルくらいまで電車は登っていきます。
電車内の路線図を見ると、ダボス、サンモリッツなどの地名が確認できます。
電車は谷間や山肌をなめるように走ります。地震のない国なのだと思います。
Zuozという谷間の小さな町に着きました。町全体が坂道です。
この小さな集落にリセウム(学校)があります。
築500年という石造りのホテル、クラッシュアルバに宿泊しました。
泊まっているのは、私と学校訪問の生徒とお母さんの3人のみ。
閑散期なので、町を訪問する人も少なく、町を行き来する人もまばらです。
ホスピタリティーで成り立っている町らしく、宿泊客3人のために
クラッシュアルバホテルはレストランをオープンしてくれました。
また、朝食も3人のために用意してもらいました。
スイスで毎回感じること、パン、ハム、チーズがとってもおいしい。
若い時は、ハム、ソーセージをパンにはさんでがっちり食べていましたが、
今はほんの少しだけで満たされます。
大切なのは、おいしいことに感謝すること、そしてこころを満腹にすること。
日本を出て3日間、ロングフライト、雪模様の天気、ジムのないホテルなので、
まったく運動をしていません。
Zuozでは雪が止み、路面も乾いていたので、勇気をだして、
石畳、坂道の町をジョギングしました。
ホテルから駅までは下り道、そこからループ状にホテルまでの戻り道は登りです。
衆かい8分ほどのコースを三周もすると、ぽかぽかしてきました。
あと2周をこなして、シャワーをあびて、やっと落ち着きました。
運動をすると食べ物も飲み物も断然おいしくなります。
つづく

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