留学コンシェルジュ

日曜コラム かけがえのない家族

先週、日曜日から3日間、私はサンフランシスコにいました。
留学時代の友人を訪ねるためです。
彼の奥さんはマサチューセッツ州出身の人で日本の大学にも学んだ
日本を愛する人でした。
私の留学当時、ビーチに皆で遊びに行くときなど、
おにぎりを作ってくれ、アメリカ人ではありますが、
控えめで口数が少ないところなど、とても日本的な人でした。
大変残念なことですが、その奥さんが昨年、癌を患って逝ってしまったのでした。
友人と会おうと思いました。
いろいろと話をしようと思いました。
あまりにも早い奥さんとの別れが故に、彼は寂しくしていると思いました。
私が何をしてあげられるわけではないのですが、
彼と会って、話を聞きたいと思いました。
アメリカは、日本と違って定年がないと友人は言います。
各自が各自の判断で仕事を辞めるということが成り立つ社会だそうです。
彼は、日本人ですが、アメリカ永住権者です。
サンフランシスコ市の水道局に勤めています。
仕事を数年でやめて、奥さんとアメリカを旅して周りたかったそうです。
どんなルートか、何を見るか、何で行くかなどなど、
できなくなってしまったことが、とっても残念で、
それを想うたびに、涙が止まらないのだそうです。
週末、散歩に誘われても「テレビでフットボールを見るから」といって、
行かなかったことが、今となってとても悔しく思えるのだそうです。
習い事や、イベント、セミナー、週末など、奥さんと一緒にできることは、
山ほどあったのに、それがもうできないことを想うたびに、
どうしても、泣けてきてしまうのだそうです。
家族を失うということは、とてもつらいことです。
そして、それは、そうなってみてからでないと、
切実になれないことなのかもしれません。
友人とかれの奥さんは、私の家内と会っていました。
私がサンフランシスコに留学中、今の家内が夏休み、
仕事の合間にサンフランシスコに訪れたからです。
友人は、私が家内と一緒にサンフランシスコを訪れることを勧めてくれました。
「斉藤さん、思ったことは、なるべく早くに実行したほうがいいよ。ぼくはね、妻のことを思うと、とにかく涙が止まらなくなってしまうんだ。涙が出なくなるまで泣きたいよ。でもね、それでも妻は戻ってこない。そして、ぼくはこれからも生きていくわけだ」
私は友人の言葉にハッとしました。そして、日常を振り返るとき、
自分に欠けている何かに気づかされました。
私が属している社会の最小単位、それが家族です。
この社会の最小基本単位の当たり前に、私は十分に感謝しているかと
自分で自分に問います。
仕事は、誠実に、すなおに受け入れ、自分のことも正直に伝えることなど、
日々、確認を怠らないようにしているけれども、
家内にも同じようだろうかと思います。
仕事柄、アメリカには100回以上行っていると思います。
しかし、グランドキャニオンには行ったことがありません。
今年は、家内とグランドキャニオンを訪れたいと思います。
そして、サンフランの友人宅にも訪れたいと思っています。

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