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★ボーディングスクール留学 ― 能力の伸ばし方5

<前日のブログに続きます>
先日のブログは、ボーディングスクールでの教育が各生徒の単一の要素を伸ばすことで、その生徒の無限の可能性を引き出す―というところで終えました。ボーディングスクール教育の特性の一つの柱がそこにあると思います。それを上手に使いこなすことで、無限の可能性に生徒たちが自ら取り組めれば、ボーディングスクールはその役割を果たすことができるわけです。
その教育メカニズムの基本は、一人ひとりの個性を徹底的に理解することにあります。
今、私は学校訪問の旅で、アメリカ、カリフォルニア州のPalm Springsという避寒地にいます。先日は、Los Angelesの北へ車で1時間半ほどのところにあるBesant Hill Schoolに訪問しました。そこで、学ぶ生徒とこれから留学を考える生徒、双方から話を聞いてみると、ボーディングスクールの特徴が鮮明になってきます。
Besant Hill Schoolで3年目を迎え、すでに自分が目指す大学に合格した生徒は、総生徒数100名のこの学校を他のボーディングスクールと比較して選定するにあたりもっとも優先したことは、先生と生徒の関係といっています。アメリカの公立高校での留学も体験したその生徒は、生徒数が少ないBesant Hill Schoolでは、学校そのものがBig familyと言っています。具体的には、校長や各学部(Performing art、Visual art、Musicなど)の長である年長者は、自分の父母のようであり、若い先生はアンクル(叔父)、アーント(叔母)であり、生徒はブラザー、シスターだというのです。それ故に、Everybody is watching out for you.とその生徒ははっきりと言います。実際、彼はArtsが好きで、その中で高校時代に写真に特化していきました。Besant Hill Schoolのレセプションエリアを飾る写真はすべて彼の作品だそうです。
彼は言います。もし、生徒が授業や課題について不満や疑問があれば、それを直接先生と話します。生徒は一人じゃないから、先生と複数の生徒で話すこともある。そして、お互いが納得する方法を探します。Music、Fine Arts、Visual Arts、Performing Artなどチェアーなどとも話して、問題を解決します。
それを聞いた日本からの留学希望の生徒は、内心驚きを隠せない表情でした。生徒が授業の方針ややり方に口を出すなど、考えられないことだからです。
私は、アメリカのボーディングスクールが生徒のことを考えながら進んでいくというやり方をとても評価します。なぜならば、生徒のために学校はあるからです。
教育の主人公は生徒にほかなりません。
主人公からの意見を、問答無用に却下するという教育は、フェアーではありません。また、教育の機会を拡大せず、いわゆる偏差値の高い大学に、偏差値の高い順番に生徒を合格させることが教育の本質とも考えられません。
ボーディングスクールでの教育が万能というつもりは、私はないのですが、すくなくとも先生と生徒の対話は教育である以上、尊重してほしいと思うのです。それを除いては、無限の可能性を引き出すことなど、夢のまた夢になってしまいますから。

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