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★ボーディングスクール留学 ― 出願のための作文

<先週金曜日のブログより続きます>
テンスクールズをはじめとするランク5、ランク4のボーディングスクールの出願締め切り(1月15日)が迫っています。先週、金曜日のブログでは、提出書類、情報の概要を述べましたが、今回は出願者本人に問われる質問について考えます。例として挙げた下記の質問肢は、故ルーズベルト大統領を輩出した1884年創立の名門ボーディングスクール、Groton Schoolのものです。
What do you love to do?
Which three words would you use to describe yourself?
Describe an activity you have found to be especially absorbing.
How have you been helpful to other people?
What makes you laugh out loud?
What is the most interesting thing you have learned in the past year?
What do you like about the school you are attending now?
What is your favorite place to be?
Describe one of your talents and how you developed it.
For what are you grateful?
A. What in particular do you like about Groton?
B. Please respond to one of the following questions:
1. What are the ingredients of a meaningful life?
2. True or False: “What goes around, comes around.”
3. Which people, places or experiences have had the biggest impact on your character and view of the world?
Grotonのみならず、ボーディングスクールが志願者に要求する作文は、すべて「あなた」をいろいろな角度から問うものです。テーマになる論説文を読ませて、それについて意見を問うということはありません。また、各校独自の国語(英語)テストは実施しません。学力という点では、SSAT(日本人の場合はTOEFLも必要)という適性試験で数学力、英語力、作文力が数値化されます。センター試験のように一般の生徒が受けるため難問、奇問の類は排除されていると思いますが、ボキャブラリーなどは日本人にとってはとても難問です。また、このテストでもライティングが試されますので、日本式の英文和訳や和文英訳のみの受験訓練では、まともに太刀打ちできないというのが現実といえます。
上記の質問を一読すれば明らかですが、ボーディングスクールは自分の学校に願書を出してくれる生徒がどんな人物かを徹底して知りたがります。
それらの質問に答えるために、志願者は明確な自分の意見を持っていないといけません。これがとても日本の生徒には難しいようです。たとえば、上記、3行目の質問、「あなたが熱中している活動について書きなさい」に対して、ストレートに「私は○○に熱中しています」という書き出しがないのです。「いろいろな活動があるが、××に取り組んでみたいと思っている」などと的が外れてしまう場合が多いのです。どうして、素直にもっと若者らしく歌に夢中とか、ダンスに夢中などと当たり前の日常を材料にできないのかが私は不思議です。
(つづく)

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