留学コンシェルジュ

休日コラム 芸能と留学

アートとスポーツに大変関心が深く、またわが子がそれらを
追求することに惜しみない努力をするお母さんを私は知っています。
とても忙しい人ですが、仕事とわが子の世話の合間の時間を活用して、
オフィスに来ていただいています。
実務的なことがらは30分くらいで終えて、
その後、お母さんと雑談をします。
私たちの会話には、「日本の」という形容詞が時々入るのですが、
お母さんはこれからの日本の芸能について、明確なコンセプトを持っています。
演劇論で戦える役者にわが子を育てたいとお母さんは言います。
舞台、ダンス、ミュージカル、演出など、ショービジネス全般についての素養、
見識、そして演技のためのしっかりとした基礎教育を受けることが、
お母さんのわが子に対する希望です。
そのためのボーディングスクールへの入学となるわけですが、
演劇に対して実績のあるボーディングスクールといえば、
東では、マサチューセッツ州のWalnut Hill School、
ミシガン州のInterlochen Arts Academy、
西では、カリフォルニア州のIdyllwild Arts Academyと言われています。
もちろん、TABSに加盟するほとんどのボーディングスクールが舞台演劇は
年に2回上演、プラスミュージカル上演を恒としていますが、
上記三校は高校として、高校卒業のための一般教養科目以外に
音楽、芸術それぞれの分野での生徒たちの技能、
技術を磨くための施設と豊富な実戦経験を持った講師を擁しています。
日本であれば、芸術、音楽は大学付属の中等教育機関で学ぶのが
その道へのアプローチの一般的方法だと思いますが、
アメリカでは、高等教育、中等教育、初等教育、
それぞれの機関が明確に独立しています。一貫という考え方はないといえます。
教育に対して、「国立」という概念がないアメリカですから、
自由な発想と理念のともで、私立が独自の学校を展開します。
もちろん、私立に対する国や州からの教育助成金といった援助は
あてにできるほどではありません。その環境が私立学校の個性、
特性を際立たせていると私は思っています。
上記、3校においても、「アートで有名」という共通点はありますが、
Idyllwild Arts Academy南カリフォルニアという地の利を生かして、
映像(フィルムメイキング)はハリウッドと上手に付き合っていると思います。
それに対して、Walnut Hill Schoolは、東に位置し、舞台関連の人材、
技術、知識が豊富であると思います。
今年のTABSフェアーの時、Walnut Hill Schoolの担当者が来日しましたが、
サマースクールでも演劇、ダンスを学びたい生徒には、
オーディションを行っているとのことです。また、言葉が重要であることも、
しっかりと強調し、そのためにどのようなトレーニングをするべきかまで、
言及していました。
自分の追及したい芸術の道を中学時代から総合的に学ぶことができることが、
アートに特化したボーディングスクールの特徴といえます。
そこにいる講師陣がいかに優秀であるかということは、
彼らがいかに自分が追及してきたアートを愛しているか、
そして、その精神を若い人たちに伝えたいかという意識レベルの高さから、
十分に理解することができます。
日本にも大いに演劇論を複数の言語で語れる人が近い将来、
多く生まれることを期待します。
休日コラム 芸能と留学
アートとスポーツに大変関心が深く、またわが子がそれらを
追求することに惜しみない努力をするお母さんを私は知っています。
とても忙しい人ですが、仕事とわが子の世話の合間の時間を活用して、
オフィスに来ていただいています。
実務的なことがらは30分くらいで終えて、
その後、お母さんと雑談をします。
私たちの会話には、「日本の」という形容詞が時々入るのですが、
お母さんはこれからの日本の芸能について、明確なコンセプトを持っています。
演劇論で戦える役者にわが子を育てたいとお母さんは言います。
舞台、ダンス、ミュージカル、演出など、ショービジネス全般についての素養、
見識、そして演技のためのしっかりとした基礎教育を受けることが、
お母さんのわが子に対する希望です。
そのためのボーディングスクールへの入学となるわけですが、
演劇に対して実績のあるボーディングスクールといえば、
東では、マサチューセッツ州のWalnut Hill School、
ミシガン州のInterlochen Arts Academy、
西では、カリフォルニア州のIdyllwild Arts Academyと言われています。
もちろん、TABSに加盟するほとんどのボーディングスクールが舞台演劇は
年に2回上演、プラスミュージカル上演を恒としていますが、
上記三校は高校として、高校卒業のための一般教養科目以外に
音楽、芸術それぞれの分野での生徒たちの技能、
技術を磨くための施設と豊富な実戦経験を持った講師を擁しています。
日本であれば、芸術、音楽は大学付属の中等教育機関で学ぶのが
その道へのアプローチの一般的方法だと思いますが、
アメリカでは、高等教育、中等教育、初等教育、
それぞれの機関が明確に独立しています。一貫という考え方はないといえます。
教育に対して、「国立」という概念がないアメリカですから、
自由な発想と理念のともで、私立が独自の学校を展開します。
もちろん、私立に対する国や州からの教育助成金といった援助は
あてにできるほどではありません。その環境が私立学校の個性、
特性を際立たせていると私は思っています。
上記、3校においても、「アートで有名」という共通点はありますが、
Idyllwild Arts Academy南カリフォルニアという地の利を生かして、
映像(フィルムメイキング)はハリウッドと上手に付き合っていると思います。
それに対して、Walnut Hill Schoolは、東に位置し、舞台関連の人材、
技術、知識が豊富であると思います。
今年のTABSフェアーの時、Walnut Hill Schoolの担当者が来日しましたが、
サマースクールでも演劇、ダンスを学びたい生徒には、
オーディションを行っているとのことです。また、言葉が重要であることも、
しっかりと強調し、そのためにどのようなトレーニングをするべきかまで、
言及していました。
自分の追及したい芸術の道を中学時代から総合的に学ぶことができることが、
アートに特化したボーディングスクールの特徴といえます。
そこにいる講師陣がいかに優秀であるかということは、
彼らがいかに自分が追及してきたアートを愛しているか、
そして、その精神を若い人たちに伝えたいかという意識レベルの高さから、
十分に理解することができます。
日本にも大いに演劇論を複数の言語で語れる人が近い将来、
多く生まれることを期待します。

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