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アメリカボーディングスクール留学 - 留学生の数について

アメリカボーディングスクールが強調する学校文化のなかに多様性(ダイバーシティー)という概念があります。異なる価値観を認め、独自の自分を見出すことは、ボーディングスクールが今まで得意としてきた教育的思考であり、またそれを実践することで、結果的に進学実績を伸ばしてきた経緯があります。
ボーディングスクールはまんべんなく世界から留学生を募ることができる環境が整っています。親元から離れての寮生活。勉強、スポーツ、音楽、芸術活動に専念できる独立した立地。車で二三時間走れば、大きな都市もあり、週末などは文化的刺激を受けるイベントも組まれます。また近隣には、総合大学やリベラルアーツ系の大学も多くあり、進学活動も徹底しています。
彼らの理想的な生徒の構成としては、留学生が全体の十パーセント程度であり、その出身国が限りなく多いことであると思いますが、現在のところランク三から四のボーディングスクールにおいては、留学生のパーセントは十五から二十、出身国は十ヶ国から十五ヶ国くらいになります。
留学生の受け入れはアメリカのボーディングスクールにとって、健全な運営のために極めて重要な要素となっています。それぞれのボーディングスクールが理念的には社会貢献に貢献する個性溢れた人材の育成としながらも、実際の経営状況は決して楽とはいえません。特に、リーマンショック以降、五万ドルあまりの年間教育費を支払える家庭が減少するなかで、留学生の受け入れがもし、ゼロであるならば、学校運営ができないボーディングスクールもランク三台には、数多くあると思います。
アメリカのほとんどのボーディングスクールが加盟しているTABSにおいても、生徒募集のためのアジアツアーはここ十数年間継続して行われています。四十にもおよぶボーディングスクールが経済的発展の著しいアジアの国々を訪れ、生徒募集のためにフェアーを行うわけです。
アメリカ人であれば、ボーディングスクールの特質や評判、そしてメリット、デメリットは当然のことながら理解の範囲内であり、また疑問点はいろいろな情報ネットワークを使って解明することができます。しかし、アジアの人々はそもそも教育文化が根本的に異なり、アメリカ人であれば当り前の教育情報も彼らにとっては、そうではありません。
留学生の数という視点でボーディングスクールを考える場合、寮生に占める留学生の割合が重要です。より現実的にいえば、ヨーロッパやアフリカなどから大挙して留学生がボーディングスクールに集中することはあり得ませんが、中国は猛烈な勢いでボーディングスクールの留学生比率を上昇させています。寮生に占める中国人留学生の割合を確認すれば、寮生活が容易に想像できます。
ボーディングスクールを選択する際、多様性の本来の意味を考える上でも、寮に滞在する生徒がどのような人種構成となっているかは、しっかりおさえておく必要があると思います。

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