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中学・高校時代を英語圏で過ごし、さらに現地で大学進学を目指すことで、主要な学歴がすべて外国となります。そのような人材がなぜこれからの日本に必要なのでしょうか。その理由をいくつかの角度から考えてみたいと思います。
日本がこれまで経済的に成長した大きな要素として、電気、車、器械、建設など主要産業の世界での活躍があると思います。いずれの分野も欧米から始まっていたものを、学習し、改良を加え、より優れた商品を生みだすことで、日本は世界に認められ、世界でも類を見ない第二次大戦後の繁栄を築いてきました。ところが、この傾向に大きな翳りが近年出てきました。言うまでもなく、アジア諸国のモーレツな追従に日本が競り勝てなくなっています。
新製品を次々にヒットさせて、世界を席巻した日本の電機メーカーですが、韓国メーカーに完全に後塵を拝しています。ここ数年で、あっという間に日本の各電機メーカーは赤字になってしまっています。どうして、これほどの短期間で、それまでためたお金をつぎ込んでも足りないような損失が起こり得るのでしょうか。
以下、私の私見ですが、思ったことをすなおに書いてみたいと思います。
社会のどのような分野でも頂点に立つと、おごりが生じます。増上慢ではないにしても、トップの誇りや意地が、新たな方法や対処を遅らせている可能性は十分にあると思います。それにいち早く気付くのは、現場でマーケットの動きを日々感じている人達でることは、間違えないと思います。その現場の意見を上手に汲み取れないと、いずれの組織でも内部からの問題に苦慮することになります。
明治以降の日本の歴史を考えてみると、おおよそ日本の組織は、同じようなパターンを繰り返しているといえないでしょうか。欧米に追い付け追い越せと一所懸命に努力した明治の人々。目標がはっきりしていて、それに向かって組織が一体となって機能しているときは、とても強く、冷静でもあります。リーダーとなっている側も、それに従っている側も、うまく機能し、結果として日清、日露戦争で勝利しました。その処理を巡って、勝った増上慢が日本全体を覆い、結果的に日本は、世界の動きを冷静に見られなくなって行ったのではないでしょうか。
圧倒的力の差で、清国やロシアに勝利したというのではなく、僅差の勝利であり、当時の世界の力関係を十分に考慮し次に臨まなければならなかったわけです。ところが、国民は日露戦争の賠償に不服であり、それに引きずられるように、国全体におごりが生じていったのではないでしょうか。
世界のなかの日本という立場を過大評価してしまったこともあると思います。結果的に第二次世界大戦で大敗して、どん底を経験します。
ゼロからの出発を国民が謙虚に受け止め、貧しい中でみな必死になって働き、その勤勉性、真面目さ、誠実さをもって、日本は世界に認められる商品を作り上げてきました。
(つづく)

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