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これからの教育3 - チャレンジの精神

<前日のブログに続きます>
安定を追及していけば、新たなことへのチャレンジよりも、既存の組織維持のためにミスをなるべく減らし、ひたすら指示された内容を正確にこなすという作業の得意な人が求められます。
新たに何かを創造することは、予期できない失敗や不測の事態への対応などが求められます。だからチャレンジなのですが、安定のいきつくところは、結局何も新しいことは試されないという選択であるかもしれません。この考え方は、組織や社会が成長期から安定期にある時には、効果的かもしれませんが、それが過ぎてしまった状況では果たして、機能するでしょうか。まったく機能しないということはないでしょうが、とても限られた範囲での仕事であると思います。
結局、リスクを引き受けるよりも、それをどうにか回避する方法として、初等、中等教育が組まれざるをえないのが、日本の子どもたちが置かれた状況かもしれません。日本の場合、これからの子どもたちは、知識や思考方法を幼少のうちから覚え込まされる方向に教育が向かっていくのではないかと私は思います。いろいろな知識が頭に蓄積されれば、問題解決のためのノウハウもそれだけ豊富になり、組織に貢献できる人間になるといった理屈が初等、中等教育の世界で信じられているとすれば、日本の未来はまったく期待できません。
ものごとはマニュアル通りには進みません。
思考錯誤や失敗の繰り返しのなかで、自分の意識が鍛えられ、それでもやり遂げたいという気持ちを持ち続けるためには、周囲の協力も必要ですし、何よりも達成したことを評価してくれる教育が欠かせません。もし、中等教育までの目的が大学入試突破であるとすれば、それを忠実に実行してきた生徒は、突破と同時にまた新たな目的を設定しなければならないわけです。はたして、それほどまでに大学とは人が生きていくうえで大切な組織なのでしょうか。大学に所属するだけで、人は幸福な人生を送れるわけではありません。
今、私立の小中高では少子化対応、生き残りをかけて、何をしているかというと、論理的思考、文章力、コミュニケーション力をつけるために、以前にもまして、読書量を増やすことを強いられ、難しい文章を読むことを強いられ、難しいことを書くことも強いられると言われます。五六年生になると新聞の社説などに対する評論も学習するといいます。結局、できないから親がやってしまうなどということがいろいろなところで起こっているような気がします。
それが立派な社会人となるための要件などと教育する側が、もし思っているとすれば、日本の未来は見えてきません。
(金曜日につづく)

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