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バイリンガル生徒のカルチャーショック サマースクール編

今年でアメリカ滞在が六年目になる生徒がいます。
日本ではインターナショナルスクールに行っていたので、
彼との会話は、私が日本語、彼は英語をつかっておこないます。
私が彼の英語を理解できない場合は、単発的に日本語の説明がはいります。
しかし、不思議と彼のもごもごしたネイティブ的英語も理解できます。
つき合いが長いので、おおよそ彼がいわんとしていることが、
想像できるからだと思います。
昨年の夏、学校の指示で彼は不承不承ながらマサチューセッツ州にある
名門ボーティングスクールのサマースクールにいきました。
そこで、日本の名門私立高校から来ていた生徒たちと友だちになります。
アート系人間ですが、気さくで友だちの幅がたいへんに広い彼は、
純ジャパ(日本で育ち教育を受けた生徒)の人たちともすんなりと
友だちになれるようです。
彼はこの九月からシニア(12年生)です。
初めて彼とあった時はまだ小学生的幼さの残る容姿でしたが、
今はとてもセンスの良いサザンカリフォルニアンといっていいと思います。
そんな彼ですが、昨年夏に友だちとなった生徒たちと日本で会うと、
とても違和感があるのだそうです。
まず、名前の「さん」づけです。ファーストネームにも丁寧に
「さん」をつけられる。それが彼にとって、ぞっとすることだそうです。
また、会った時、わかれる時の挨拶も、とても不思議なのだそうです。
「ありがとうございました」、「失礼します」といった文言が
彼にはなぜThank youなのか、Excuse meなのかわからない。
アメリカ文化、そして大雑把にいえば英語圏の文化には、
年齢、身分、立場の違いによる上下概念が日本や韓国のように
はっきりとしていません。したがって、そこから生み出される挨拶も
相手の立場を意識したものにはなりません、お辞儀もしません。
人間関係が日本よりもカジュアルかつストレートと言っていいと思います。
私は彼と話す時、日本語を使いますが、その発信回路は英語だと思います。
そうでないと、彼とのコミュニケーションが成り立ちません。
彼から聞いたこの話に相槌を打ちながら、
「なるほどね、おもしろいね」などと言っていたのですが、
彼とお母さんとのコミュニケーションについて私は言及しました。
Oh, that’s my problem. She doesn’t listen to me. I don’t like her.
― そりゃ、間違った了見だぜ。お母さんがいなけりゃ、君は学校にいけない、それに、食べることすら危ぶまれる。
Yes, I can. I can do it.
― どうやって・・・?
つづく

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