留学カウンセラーのためのボーディングスクールセミナー 5
<六日のブログに続きます>
留学カウンセラー勉強会で、
私が若い人カウンセラーの皆さんに伝えたことに戻ります。
③ Do you like people?
Peopleとは、狭義な意味でいえば、自分がお世話する生徒のことをさしています。私は、「悪い子など一人もいない」ということに基づいて、私がお世話する生徒を捉えています。
「教育」という見地から、子どもを見て、接するのであれば、このように考えるのが自然だと思います。個性を引き出すとか、特性を伸ばすとかは、「あれを覚えろ、これが試験に出る」といった大量生産的、一方的な暗記などで処理できないカテゴリーです。それぞれの生徒を観察して、彼らの「何か」を発見する作業は、あくまでも個々に考えなければできません。
先生は、その率先者であるとボーディングスクールに従事する人たちは考えています。そして、ボーディングスクールでは先生たちがそれを実践しています。それができる教育環境があるということです。
どんな生徒にも必ず良いところがあり、それを伸ばすことができれば、彼らはしっかりと生きていけと私は信じています。すなわち、悪いところを是正するといった批判型教育ではなく、良いところを認めて、伸ばすことで、悪いところをカバーするといった考え方です。
いつでも、良いところを見るというのは、日本の教育文化の中では、根付いているとは言えませんが、個性、特性が尊重されればおのずと、良いところを伸ばしていかなければ、ならなくなるでしょう。
④ Do you like to study worldwide education?
留学情報は、かなりのスピードで変化します。生徒に対して、教える分野と範囲が決まっていませんから、いつも変化する情報についていかなければなりません。
学校の入学難易度、ビザ情報、教育制度など、カウンセラーは「世界を学ぶ」ことが好きでないと、結局良い仕事ができないと私は思っています。
以上のことが、勉強会で若い留学カウンセラーの人たちに伝えた概要です。
私は、「子どもたちには無限の可能性がある」と思っています。
この仕事をしていると、そう思えてくるのです。
私がお世話している子どもたちは、日本での成績実績に関係なく、
みな、留学して英語が堪能になります。
しかし、大切なのは、英語が話せることでは決してありません。
自分の生き方の軸を決めることであると思います。
それを引き出すために、留学はとても有効な手段と思っています。
その時期は中学・高校時代がベストだとも思っています。
今回の留学カウンセラーのための勉強会は、
私自身にとっても、この仕事を再確認する良い機会となりました。