留学コンシェルジュ

中高生の留学 - コンサルティングについて2

<前日のブログに続きます>
中等教育(中学・高校)の可能性と、これからのグローバルと呼ばれる社会に対応する知識と発想力を養うために、留学という選択肢が欠かせないというのが私の持論であり、信念でもあります。それを、いうことは簡単なことですが、実行することは「私にとって」とてもエネルギーを要することです。
具体的には、一時間から一時間三十分のコンサルティングの時間内に相談者と教育そして生きる価値観を共有しないといけないわけです。時間をなるべく有効に使うために、私はコンサルティングを、
「ご質問があればそれにお答えすることから始めたいと思いますが、
いかがですか」
ということからスタートします。それに対する答えは、
「何を質問して良いかがわからない」
というのが一般的です。
「では、最初に中学生(あるいは高校生)の留学の概要からご説明します」
とコンサルティングをスタートさせます。
前半、中盤、後半と対話が進んでいくうちに、徐々にそれぞれの親の教育の方針、今までの状況、そしてどうしたいのかという核心に近づいていきます。「わが子の教育をこうしたい」という方針が親から示されれば、それほど話は難しくはありません。すなわち、その家族は私の留学方針に賛成をしてくれているからです。もし、賛成してくれていなければ、教育方針を他人に表明すること自体がおかしいと思います。
では、どのような教育の方針があるかというと、その答えはほぼ一つなのです。「自分ひとりで生きていけるようになってほしい」というのが、私のコンサルティング歴三十一年間の「親の望み」の結論といっていいと思います。一人で生きるということを包括的に理解することは、十代の子どもにとってかなり難しいことのように思えます。親はそのための教育に実は、苦労しているのではないでしょうか。
本来、人間は一人のみで生きるようにはできていませんから、社会的にも経済的にも自立を達成するために、理解すべきことがあります。
・人に認められる
・人の協力を得る
・人に好かれる
・明確な自己を持つ
・人に感謝する
・約束を守る
・自分のステレオタイプにひとを押し込めない
これからの世の中、昔のようには、有名大学卒業という「ラベル」の価値が評価されなくなりました。その理由は多々ありますが、その理由をいちいち説明するまでもなく、私のところに相談にくる人々は、「留学」に子供たちの生きる力を身につけることを期待できるという結論に至った人たちといっていいと思います。
<つづく>

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