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日米教育文化比較 教育の基本方針の違い

アメリカのボーディングスクールのみならず、欧米圏の文化を総括して、その教育方針は個人の特性を生かすこと、他と区別されるべき自己主張が「論理的」にできること等が特徴であると思います。欧米圏の子どもたちは、幼少時からYou are special、make a differenceといった個性磨きを基本に育てられますし、そのために、良いところを徹底してほめ、欠点の修正補正は、ほめることに比べるとあまり重視されない傾向があると思います。
この個性重視を、ジュニアボーティングスクールを含むボーディングスクールの学習の場であてはめてみると、プレゼンテーション力の重視、スピーチの重視、短いエッセイなどの自分の意見を明確にすることの徹底などに見ることができます。いかにして自分独自の視点を持ち、それを効率よく人に伝えることができるかという訓練をボーディングスクールでは徹底して行います。また、それができる理想的な学習環境を作ることも、ボーディングスクールの信念として根付いていると思います。
個性を主張すること、特性を生かすことを実現するためには、先生との対話が成立する授業でなければいけません。そのために、一般教養を扱う、特に国語系、社会系クラスでは、先生と生徒が丸くなって、対話時にお互いの顔が確認できるようになっています。ひとクラスの人数は12人~15人に制限されることで、一人ひとりの発言を皆が検討し、賛否両論を含めて議論できる場を「授業」でボーディングスクールは提供します。
比較的議論や討論が必要でない代数学のクラスでは、先生が教壇に立ち、生徒がそれに対するという一般的なかたちが取られますが、クラスの人数が国語系、社会系のクラスの倍になることはありません。
ボーディングスクールの教育の場合、その照準はそこで学ぶ生徒の納得という点にあると思います。親元を離れて、寮での生活です。十代の子どもたちにとっては、我が家を離れて寂しいこともあるでしょう。自由が制限され、行動が制限されざるを得ない環境で、不満を持つことも当然あると思います。
六十年代くらいまでは、子どもが悪いことをすると、「ボーディングスクールに入れますよ」というのが、お母さんの子どもに対するお仕置きの最上級だったと複数の教育者から聞いたことがありますが、現代ではそれは子どもたちに通じません。時代は進み、家族のあり方も六十年代と今では全く変わりました。その中で、ボーディングスクールも自分たちの存亡をかけて、子どもたちの個性や特性をどのように生かせるかを六十年代とは違った視点で考えています。
アート重視、スポーツ重視の教育方針をみてもそれは明白です。
子どもの立場になって、彼らの本音で考える、そのような学習環境をボーディングスクールでは実現していると私は考えています。

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