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日米教育文化比較 卒業までの道のり

日本の中学、高校に入学するということは、そこを卒業するということを意味するのが一般的です。それに対して、アメリカのボーディングスクールでは、毎年ごとにそれぞれの生徒の再入学が検討され、初年度と同様に学校、生徒間の契約書、健康診断書、インターネット使用に関する契約書などが取り交わされます。
中学から高校を卒業するまでの六年間、ボーディングスクールに入学した場合、ひとつの学校で終了するということはあまり多いケースではありません。中高一貫ということで、人気のある学校はほとんどありません。テンスクールズはすべて九年生から十二年生までのいわゆるハイスクールですし、ランク4の学校群もそのほとんどがハイスクールです。
寮があり、学校での生活条件がそれほど変わらないボーディングスクールにおいては、日本よりも転校が比較的頻繁に行われます。また、ジュニアボーディングスクールは九年生までの学年がありますから、ハイスクールとしてのボーディングスクールと初年度が重複しています。したがって、成績が優秀でスポーツ、芸術等に優れている生徒は、通常、九年生までをジュニアボーディングスクールですごし、十年生としてボーディングスクールに願書を出します。
また、九年生としてランク3、あるいは3.5のボーディングスクールに入学し、学業を伸ばした生徒が十一年生としてランク4の学校に転校するといったことも広く行われています。
母校に対する愛着がとても大きい反面で、最後の学年まで同一のボーディングスクールで過ごすという考えに縛られないのがアメリカボーディングスクールの学校文化と言えるかもしれません。
日本の単一の学校文化のなかにいると、このように六年間を複数の学校で過ごすということは思いもつかないことかもしれません。しかし、アメリカのボーディングスクールで行われていることを知ることで、教育文化の幅が広がり、それによって「選択」の幅も大きく拡大すると私は考えます。
中高一貫校で学習し、できることならば、すんなりと大学までさらに進んでほしいという考え方も当然あると思います。それにうまく適応できる生徒とそうでない生徒がいることも事実です。また、教える側も同様に教える環境が変化しないほうが良いという人もいると思います。
教育の価値観を比較検討し、学ぶ本人にとってベストなものを選択するということは、家族の全体の問題と私は認識しています。日本だけでなく、ボーディングスクールという教育文化も検討されることで、学ぶ本人にベストな教育選択がされることを私は願っています。

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