日曜コラム 私の時差ぼけ解消法
私の場合、時差ぼけは日本→外国よりも、外国→日本のほうが激しいです。
おそらく、アウトバウンド(出てゆく)の時差ぼけがそれほどでもないのは、
たくさんやることが詰まっていて、緊張感が維持できるからと思います。
しかし、精神面だけではなく、物理的にもいろいろ工夫することで、
時差ぼけを最小限にしているのも事実です。
私の時差ぼけ解消法が皆さんの海外旅行などのご参考になればと思います。
私の時差ボケ対策その一は、軽い運動です。
飛行機で10時間以上も静止状態にあり、現地についても、
車の中にいる時間が昼間の活動の半分くらいを占めるので、
とにかくホテルについたら、30分くらいのジョギングをします。
海外のホテルではフィットネス設備がけっこう完備されていますから、
外の天気に全く関係なく運動が実行できます。
学校訪問が暑い時期でも、寒い時期でも、私は必ずTシャツ3枚、短パン、
そしてわらじのような靴だけは持参して、この運動を実行しています。
理想的には一日二回、夜と朝にジョギングや柔軟体操を行なえれば、
朝のジュースとコーヒーのさわやかさが断然違います。
その二は、睡眠です。
海外に着いた時は、どうしても夜中に目が覚めます。
無理に寝ようとしても寝られません。自然に任せて、到着日当日は、
3-4時間の睡眠ということもあります。
次の日以降は、運動と相まって、なるべく早く寝るようにします。
ここで八時間くらい寝られれば、ほぼ時差ぼけは解消できます。
海外に行ったら、早寝早起きで、自然のサイクルに合わせるのが、一番です。
その三は、食事です。
英語圏の食事はとにかくその量が多いのは、
どなたでも経験されていると思います。
また、日本と違って、カロリーの高いものが多いため、
消化のペースも狂って当然なので、なるべく小食をこころがけます。
ときおり、街中のピザ屋さんで昼をとることもあるのですが、
もっとも小さいピザを注文して、それを人数分に切ってもらって
ちょうどいいくらいです。
ハンバーガー、ステーキ、チキン料理などに盛られる
大量のポテトフライ、温野菜などには要注意です。
あの量もまともに食べることはとても私たちにはできません。
アペタイザー(前菜というよりも単品料理)にスープとサラダがあれば、
私たちの日常では十分な量であると思います。
今回の学校訪問はトータル10日間だったのですが、
その割には、さわやかな日曜日を日本で迎えることができました。
読書や映画(名作カサブランカに熱中しました)に集中して、
2-3時間しか機内で眠らなかったのが良かったと思います。
また、今回の旅では、夕食の時間が早めで、その分良く眠れたのが、
時差ぼけ解消に大いに役立ったと思います。