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ボーディングスクール - ESLについて5

<土曜日のブログに続きます>
ESLクラスは留学生のみで構成されています。現在、ボーディングスクールには日本からの生徒は少なく、2010年からあと六、七年は中国からの留学生がESLクラスの大多数となるでしょう。2000年代前半から中頃までは、韓国からの留学生がアメリカボーディングスクールのメジャーでした。
日本人のみならず、留学生のボーディングスクールでの特徴の一つとして、「群れる」ということが挙げられます。昼食時、ボーディングスクールのダイニングホール(食堂)に行くと、国ごとにアジア人のみならず、ロシア、メキシコなどの国からの生徒たちもそれぞれのグループで群れているのがわかります。彼らは英語が不自由であるから群れるわけで、英語が上達するに従って、徐々に群れから離れてゆくようです。しかし、アジア人のグループでは、先輩が威張っていて、年功序列の階級社会が確立しているようです。それが儒教文化なのでしょうが、できれば、ボーディングスクールにいるときは、その文化に従うほうが、より効率よく学習できると思います。
ESLという小さな国際クラスですべての参加者に提供される知識は、読み書きのノウハウということになります。一般的にESLは三段階に分かれます。初級(Beginner)、中級(Intermediate)、上級(Advanced)ですが、初級というのは、SLEPテストで45点くらいまで、中級は50点以上、上級はTOEFL60点というのがおおよその目安です。初級には現地小学校の低学年用の読み書きの教材を、また同様に上級の留学生には、中学校二、三年生の読書課題と作文力をつけられるような指導が行われます。
英語圏の先生に共通していることは、「わからないことがあれば、質問に来なさい」という考え方です。英語圏だけでなく、日本の先生も同様かもしれません。しかし、日本の場合、塾、予備校、家庭教師など、学校以外の合理的学習機会と方法がありますが、ボーディングスクールには塾も予備校も併設されていません。そこでは、チューターと呼ばれる個人教授は正課授業外で可能ですが、チューターはあくまでも生徒の質問に答えるのがその役割で、チューター自らが本人の学習カリキュラムを作るわけではありません。また、先生の半数以上がキャンパス内に住んでいるため、授業が終わっても、先生と個別に話す(質問をする)時間を生徒は容易に作ることができます。
では、初級レベルの留学生がESLクラスで読み書きを学ぶとは、実際どのようなものでしょうか。英語ができない生徒を相手にして、どのように読む、書くを指導するのでしょうか。
基本的には、それぞれの生徒の英語力で読み、書くというしかありません。そのために、生徒の英語力は面接時に本人と話して確認をしています。また、願書提出の段階で、志願者の作文、成績、先生からの推薦状で、その学習力を受け入れ側はできうる限り予測をするわけです。受け入れ側が留学生に最も期待するのは、自主的な学習性とすなおな学習意欲です。
つづく

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