留学コンシェルジュ

イギリスからの訪問者

Cry when they get there, and cry when they leave.
これは、サマースクールに参加する生徒の不安な気持ちと喜びを
表現した、名言と思います。
このひとことは、イギリスのサマープログラムを主催する
プロジェクトインターナショナルのキーレン・バレーさんから
聞きました。
私は海外の学校からオフィスを訪問したい旨の連絡をよくいただきます。
彼らとは、なるべく積極的に会うようにしています。
ホテルで会いたいといえば、そのホテルまで出かけていきます。
その理由ですが、自ら海外の学校訪問に良く出かける私にとって、
「海外で人と会う」ということを大切にしたいからです。
訪問のアポイントメントを取り、フライトを手配し、宿泊場所を決め、
交通手段を確認し、おおよそですが、食事場所もあらかじめ見当をつけます。
まずは、どこに行き誰に会うかということが、渡航の基本条件となります。
その一連のプランと手続きを自分で長年やってきたので、
「こちらに来る」という逆の立場に立った時、
なるべく相手の意に沿うように考えるのが私の習慣になっています。
さて、今回の訪問者はイギリスで25年間にわたりサマースクールを
展開しているプロジェクトインターナショナルという会社から来た、
キーレンさんというスタッフでした。本来はタカコさんという
専従スタッフがいるのですが、現在マタニティーリーブ(産休)で、
彼女の代わりに、現場責任者のキーレンさんが来日しました。
プロジェクトインターナショナルがお世話した昨年の生徒数はおおよそ
4000人、ヨーロッパからの参加者がほぼ半数を占めるそうです。
フランス、スペイン、ポルトガル、イタリアなどからの参加者が多く、
ドイツ、オランダ、スカンジナビアの国々、ロシアや東ヨーロッパの国々
からの参加者は少ないそうです。
英語と親せきのような言語体系の国から、サマーになぜ多くの生徒が
参加するのだろうか・・・。
それは、あくまでも私の見方であり、参加する生徒やその親は、
わが子にイギリスのボーディングスクールで、You have a good time
という単純かつ素直な動機で参加させるのだと思います。
日本からの参加者は全体の一割程度だそうですが、大きな旅行会社が
グループで現地のボーディングスクール施設を借りきって、
独自のプログラムを行う手配も引き受けているそうです。
したがって、個人で参加する日本人はたいへん少なく、
十数校で展開されるサマープログラムのひとクラス15名のうち、
日本からの生徒は多くても2-3人程度でしょう。
以外だったのは、韓国、中国からの参加者がん日本並みだったことです。
おそらく、その両国においては、アメリカの大学進学に向けた教育に
親の意識が集中しているのではないかと思います。
イギリスのサマースクールはそれらの人々にとっては、
優先順位の低いプログラムなのでしょう。
受入れる生徒の年齢層は、8歳から17歳です。
プログラムが行われる時期は、7月上旬から、8月中旬までの間ですが、
日本からの参加者は7月下旬からとなります。
一週間単位での参加が可能ですが、最低でも二週間は
参加してほしいと、キーレンさんはいっています。
つづく

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