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USボーディングスクールの特徴-その学習法

<11月1日のブログに続きます>
立体長方形4階建て、直線廊下に、前と後ろに出入り口のある四角な教室が並び、どこのクラスも生徒数は40人前後で、正面に黒板か白板、机と椅子はスチール製でそれに板が張り付けられている。このような学習環境は、アメリカのボーディングスクールにはありません。
TABSの統計によれば、95%のボーディングスクール生徒が学校での学習内容に満足しているとあり、公立と通学私立にかよう生徒のその比率は86%となっています。また、いわゆる授業の難しさと生徒のやる気(チャレンジ)がボーディングスクールは91%と高く、通学私立が70%、公立高校は50%です。
この統計をどのように解釈するかですが、一言でいえば、生徒中心に学校生活が行われている、ということになると思います。その核心は教授陣と施設の充実度にあります。アメリカボーディングスクールを訪問すればするほど、一つひとつの学校の違いを痛感します。クラスの人数が10人~15人であれば、画一的なクラスであるほうが不自然でしょう。
少人数ゆえに大きな円卓で、生徒同士、生徒と先生が対面して授業をし、一人ひとりに発言や意見を求め、学習が進んでいる生徒にはAPクラス(アドバンストプレイスメント:上級)を、学習が遅れている生徒には、徹底した個人教授、個別指導などで対応することが当たり前になるわけです。要するに、ボーディングスクールスタッフは落ちこぼれを出したくない。ゆえに、彼らの受け入れに当たっては、面接を重視するわけです。
さて、理科、数学、人文、社会の教科書ですが、4センチくらいの厚さのあるものが普通です。これはボーディングスクールに限ったことではありません。その厚い教科書を隅から隅まで網羅して授業が行われるかというと、そうではないのです。アメリカの教育においては、教科書はリファレンスブック(参照本)と言えると思います。各単元で重要な要点を先生がテーマとして取り上げる、それをもとに授業が進められる、宿題や課題が授業の前後で出されますが、それを生徒が調べる根拠として、教科書があるということになります。
教科書に書いていることをまんべんなく覚えてゆき、それをチェックし、試験にでる重要度順に解説が行われ、生徒はそれを書き写し、マークするといった作業がもし、授業のルーティーンだとすれば、私はコンピュータがその役割を担ったほうが、より合理的に行われるのではないかと思います。生徒がどう思おうが、好きだろうが嫌いだろうが、「試験に出る」という命題は達成できるわけですから。
ボーディングスクールで行われていることは、リベラルアート系の大学での授業のミニ版のようなものです。大学の授業の核心は、生徒自らが発想し、考え、取捨択一し、自分の知的好奇心を追求することにあるわけですから、ボーディングスクールのいうカレッジプレップの真髄は、日常の授業にあると思います。

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