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アメリカ ジュニアボーディングスクールの実際―2

日本では初等教育から後期中等教育まで一貫校による教育が盛んですが、アメリカではそのような傾向はありません。公立、私立ともに大学は独立した教育機関であり、大学に付属している小学校や中学、高校というのはほとんど皆無と言ってよいと思います。
小学校から高校までつながっている私立校はTABSの学校リストを参照すると数十校、検索されますが、一貫校であるがゆえに抜群の進学実績があるということはありません。また、そのまま持ちあがりで大学に進学できるといったシステムもありません。
人口密度が低く、社会的、経済的機能が一都市に集中していないアメリカでは、ボーディングスクールの一貫校は地元のニーズに基づいて作られており、生徒の通学圏が半径10-20キロあまりに制限され、通学手段は車だけですから、ローカルな私立学校ということになります。世界的に有名なテンスクールズは全てが9年生から12年生、4学年間のハイスクールですから、アメリカの場合、中高一貫校の中学校から入学し、そのままハイスクールに移るということで「安定した教育」を選択するという概念はないと言ってよいと思います。
一貫校に対して、5年ないしは6年生から9年生まで、日本でいえば中学校に相当するジュニアボーティングスクールは、ハイスクール(ボーディングスクール)に進学させるという明確な目的で作られていますから、そのための準備教育に徹することができます。伝統のある難関ボーティングスクールの半分くらいの学校がマサチューセッツ州とコネチカット州にありますが、ジュニアボーディングスクールもニューイングランド地域に点在しています。
ジュニアボーディングスクールへの留学を考えた場合、まっさきに問題となるのが英語力ですが、80年代と違って現在では主要なジュニアボーディングスクールにはESLクラスがあります。また、14-15歳の生徒はそもそも言語、生活、学習に対する柔軟性が高いということを、ジュニアボーティングスクールのアドミッションスタッフは知り抜いていますから、入学考査に際しては、英語力のなさがそれほど問題視されません。ただし、ボストンの中心地より25分ほどのロケーションにあるFessenden Schoolは、ESLがありますが、志願者に生活に困らない程度の英語力を要求します。また、Fay Schoolもボストンより45分というロケーションにあり、ジュニアボーディングスクールの中では早い時期からESLクラスをつけて積極的に留学生を受け入れていますが、ここ数年、アジアからの願書が増えているため、入学難易度が毎年少しづつ上がる傾向にあります。

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