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ニュージーランド留学-NZのボーディングスクールについて

ニュージーランド留学では、ホームステイが滞在方法の主流ですが、寮を備えた学校もかなりあります。しかし、中等教育でのボーディングスクールの伝統を持つイギリス、そしてアメリカ、カナダとニュージーランドのボーディングスクール(寮生活を中心とした学校)とは、根本的な違いがいくつかあります。
ニュージーランドの場合、北米やイギリスのようなカレッジプレップ(大学進学準備校)という概念が社会に浸透していません。難関大学に入学するため、生徒に合理的学習の環境を与えるとともに、社会的責任をになうエリート養成の場であることを理念とする、北半球のボーディングスクールと違って、ニュージーランドの寮生徒は、週末は家族のもとに帰る5day boarderが圧倒的に多いのです。
日本の本州ほどの広さがあり、人口はおおよそ日本の30分の1、今でも家畜産業が国を支えているニュージーランドにおいては、農場人口が多いのです。その農場から、毎日数十キロはなれた学校に通学する不便さを取り除くために、学校のある月曜から金曜日までは寮で、週末は家族の農場に帰るというパターンが発達しました。公立の高校でも寮施設があるのは、ニュージーランドの特徴と言えるでしょう。
ニュージーランドの中等教育制度にあっては、公立校、統合校、私立校と区別されますが、国からの援助を受けていない私立学校は20校あまりと圧倒的に少ないのが実情です。少ない人口、豊富な自然、温暖な気候という条件のもとで、この国においては、難関大学に入学して、法律や医学を学び、官僚や医師になるというエリートへの道筋は日本のようには確立していません。
Year9(日本の中学2年)から5年間が一般的であるニュージーランドの高校においては、たとえ進学実績の高い学校であっても、必ずと言ってよいほど、木工、金属加工、調理・栄養学、観光学などの職業訓練的科目を備えています。「仕事」の基本を学ぶことは、高校までにしておかねばならないという認識があるからです。
さらには、ニュージーランドにおいては、留学生の受け入れは、国をあげて行われています。その背景には、教育を輸出することで、国家の教育に対する出費をまかなうという国家戦略があると思います。一人の留学生を受け入れることで、12000ドルほどの授業料が学校に入るわけです。留学生のための英語教師と専従のスタッフを雇っても、ニュージーランドの教育を世界に広め、かつ自国の教育費負担も軽減されるわけです。
つづく

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