留学コンシェルジュ

あるお父さんとの雑談

渡航を直前に控えたご家族と最後の点検をおり、お父さんとの
雑談で盛り上がりました。コンサルタントという仕事がら、
大きな組織に属していない私にとり、50人以上の上に立つ、
リーダーとの対話はとても、気分が高揚しますし、
また勉強にもなります。
今回のお父さんは、自分の父親が士官学校を出ているいわゆる、
軍人ファミリーの出自でした。
厳格なお父さん、厳しい家庭に育てられたお父さんですが、
高校時代は野球に夢中で、アカデミックな部分ではそれほど
大したことはなかった、とはご自身の弁でした。
お父さんは大学卒業後、会社に就職し、
そこで社長となって現在に至っているそうです。
ご自身の会社は半導体を製造しているということです。
お父さんによると、バブル期の日本の技術力とその経済力は
世界を席巻できる力があったそうです。ところが、日本人は
「優しい」から、その技術を一人占めすることなく
アジアの国々に解放し、アメリカの言うことを聞き、アジア諸国の
猛追を許容し、現在に至っているというわけです。
日本人の誠実さ、勤勉さを強調されるお父さんでしたが、
組織のなかでのリーダーシップとなると、学閥、派閥、
誰につくか、上司に媚を売ったり、ごますりが横行するなかで、
仕事を愛し、人のために尽くし、人のことを考えられる人は、
出身大学に関係なくダントツに伸びるとのことでした。
―私はこの仕事をしていて、日本人はたいへんな働き者だと真剣に感じています。おおよそ北米やニュージーランドの学校に国際電話をかける時、まず午後4時以降は彼らと話すことはできません。留守番電話にメッセージを入れても、返信の確率は半分以下、日本では、考えられません。
「そうですね。日本人は働き者だし、優しい。しかし、国際社会、企業となると、真面目や勤勉さ以外に、将来を見越した組織づくり、こんなシステムを作ろうという創造性など、私たち日本人に欠けている部分があります。それを、これからの世代は学ぶ必要があると思います。それが、息子の留学にも結び付いているのですが・・・」
―私はいまの日本の繁栄は、われわれの父の世代の勤勉さと努力のおかげと思っています。それを享受したのが、私たちの世代で、これからの人たちは、おそらく「繁栄」の維持は難しくなると思います。
「すでに、難しいという段階を超えていると思います。」
―日本はどうなって行くのでしょう。
「難しいですね。私の会社は、大きなメーカーさんの下請けのような仕事ですが、大企業をみていると、官僚的な意識を感じることもある。」
私たちの会話は、「今度、ゆっくり食事をしながら、話しましょう」
ということで、終わったのですが、留学する息子さん、お母さんは、
私たちの雑談には加わりませんでした。
それでも、先に「帰る」といわないところに、私は安堵を感じています。
次回のお父さんとの雑談会に期待したいと思います。

関連記事

関連キーワード

留学コンシェルジュ

TOP

株式会社毎日エデュケーション小学生・中学生・高校生専門の海外留学サポート イーコンシェルジュ〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル1FTEL 03-6267-4189