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子どもたちの再生 - あるがままに

10代なかばで親元を離れ、寮やホームステイで他人と
暮らすことは、簡単なことではありません。
しかし、子どもたちの長い将来と日本と世界の動向を考えると、
なるべく早期に、英語コミュニケーション力と問題解決力
を身につけることに反対する人はいないと思います。
日々の生活の中から、子どもたちに最適な教育とは何かを
考え続けてゆくと、日本の教育は世界で選べる時代に
確実に向かっていると私は確信しています。
その主人公は教育を選択する主体である本人です。
もちろん、親の線引きなしには、世界の中等教育のなかからの
選択はあり得ないわけですが、寮に入ってしまったら、
人の家庭のなかに入ってしまったら、本人からの情報発信は、
とても限定されますから、親の思い通りにことが
運ばなくなる可能性が高いわけです。
「それでも一人でやってゆけるだろうか」と親は考えます。
私はやって行けると思っています。
いくら部屋の整理が苦手でも、朝寝坊でも、勉強嫌いでも、
子どもたちが本来持っている、生活オリエンテーション力といった
生命力は結局、子どもたち自身が新たな環境にチャレンジすることで、
それに気づき、自信を持ち、大きくしてゆくものであると思います。
子どもたちを面倒みる学校スタッフも長年の経験を持って
子どもたちと付き合ってきた人たちです。
朝寝坊も、勉強嫌いも、整理下手の子どもたちも
彼らにとっては決して珍しい存在でも特異な存在でもなく、
当たり前の普通の子どもたちです。
むしろ、彼らが意識するのは、物理的な欠点や問題点よりも、
素直さや、誠実さ、正直さといった極めて基本的な人間態度だと
思います。すなわち、人の意見を聞ける子どもは伸びると
彼らは経験的に知っているのです。
また、勉強ができて成績的に優秀でも、嘘をつく子がいれば、
それは徹底的に愛情をもって指導されるでしょう。
学校スタッフは、教育プロとして、重要である考え方を子どもたちが
身に付けられるように指導し、愛情を持ち、余裕を持って、
子どもたちに接します。
“You can do it”ということを、言葉でなく彼らに伝え、
プライドを持たせて、自分を信じて、ことにあたれる人にするために、
教育に携わる人々は日々努力しているわけですが、
これは世界共通の教育観であると思います。
このようないわば理想的な状況が生まれるのは
海外に出た子どもたちが、一人で生きてゆかなければ
いけないと、明確に認識できることと、その困った状況に
おかれた彼らに対して、正確なアドバイスと
援助のできるスタッフが現場にいるからです。
あるがままにしておけば、子どもたちは立ちあがり、
考え始め、たくましくなる、親の過度の心配や手出しは
しない方がいいと私は思っています。

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