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子どもたちの再生 - 均質への抵抗3

子どもたちの合理的な考え方や行いは時々、大人たちを刺激します。
たてまえと本音の区別があいまいな子どもたちにとって、
その行動は大人たちにとって、「けしからん」という場合もあります。
相手をたて、慮ることに対しては、その経験も少なく、それでも
子ども社会は成立しますから、彼らは常に「なぜ」という疑問を
大人たちに問い返したいのであると思います。
10代の子どもたちの親の時代とは、隔世の感があります。
私もわが子が中学校時代、参観日にいって彼らの放縦な授業態度に
驚きました。参観日といえば、私の時代は先生のために、
生徒が気を使ったものです。そうすることが、当たり前でした。
今は、居眠り、私語など参観日であろうがおかまいなしです。
このような子どもたちを「教育」する先生もさぞ御苦労な
ことだと思います。
授業中の居眠りがなく、私語もない教育はどのようにしたら
生まれるのかと考えると、それをさせない統制されたクラスに
するのか、あるいはそうする必要がないほど、魅力的な授業を
するのかということになると思います。
しかし、それを実現するには膨大な時間と労力と
精神が必要であると思います。
はるか昔のことですが、私自身の母校の中学校での教育実習を
思いだしました。
もし、クラスで居眠りをしている生徒がいたらどうしたか、
私語をしている生徒がいたらどうしたか、幸いにも、そのような
場面に遭遇することなく、楽しく思い出深い実習でしたが、
現代であれば、その保証などはありません。
教育に熱心であればあるほど、親も考えると思います。
だから、公立を避けて私立に入学させる。そして、
できれば、受験勉強という苦難も経験させることなく、
わが子にまっとうな人生をおくれるような教育を受けさせたい。
それを受けて、私立学校もいよいよ親の期待にこたえるべく、
子どもたちを一定の方向に向けて統制する。
このような状況は決して日本だけではありません。
いわゆる先進国では価値観の多様化に伴い、同様に悩んでいると
思います。しかし、時代の変化があまりにも急なため、
古い価値観と新しい価値観とが交錯し、一層教育を
難しくしているとは言えないでしょうか。
「教育の精神は普遍である」という考え方が私は好きですが、
それを100万遍唱えても、受ける側の納得がなければ、
居眠りも私語も現場で解決できません。
故に「留学」良いとは、断言できませんが、
本来であれば、大多数が受ける自国の教育に誇りと愛情を
持ちたいですし、そうすることが自然です。
むしろ、私は自らの経験として異文化の中で、
10代の子どもたちが粘り強く自分が生きてゆく方法を
模索する姿に人本来の持っている生命力を感じます。
つづく

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