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夏のボーディングスクール訪問 5日目 再度のフライトトラブル

前前日のブログより続きます。メーン州、ポートランドの空港で、
ロサンゼルス(LA)行きのフライトチケットを提示したところ、
同行の生徒とお母さん、2名分の席が確保ができていないとのこと。
昨日、フライトの変更を余議なくされて、
言われるがままに「OK」をしただけなのに、なぜ飛行機にのれないのか・・・。
「怒り心頭」でしたが、結局は2名分のスタンドバイが
最後の最後にクリアされて、良かったですねと3人機内に乗り込みました。
28日、私たちは最後の学校訪問地、ロサンゼルスに着きました。
前日までの1日400-500マイルほどのロングドライブと、
昼食を取る時間もないスケジューリングでディナーくらいは、
「ゆっくりしましょう」ということになりますが、
実際は、サラダ、メーンにワインをグラスに2杯ほどで、
「ごちそうさま」となります。
翌日は朝出発ではないので、「今日はゆっくり休みましょう」と、
10時頃に部屋に戻りましたが、私はそのまま、就寝して
朝6時30分まで一度も目を覚ましませんでした。
かなり疲れていたのでしょう。体は嘘をつきません。
先日までの青々と茂るうっそうとした森と
不安定な天候の東海岸とガラッと変わって、
LAの青い空とカラッとした天候はまさにアメリカのもう一つの夏です。
東での3日間、私たちはサンダーストームを数回経験しました。
ワイパーを最強にしても、前が見えないほどの雨、日本であれば
ゲリラ豪雨ですが、現地の人たちは慣れていると見えて、
視界が極端に悪くても45マイルくらいで平気で走っています。
日本ではめったに経験しないバケツをひっくり返したような雨に
私たちは翻弄されていました。
シカゴに到着した時に、このサンダーストームに空港周辺がやられて、
空の混乱をきたし、その気候が数日間も続きました。
余談ですが、和辻哲郎の気候と風土に関する文化論を今度の旅で実感しました。アメリカの東海岸は日本の気候とよく似ています。夏前に雨が良く降り、それによって草木が勢いよく成長します。太陽が照っている時の日差しは強烈ですが、曇ると夏でも肌寒い気候です。
それと対照的なのが西海岸です。初夏から初秋にかけて雨が降らないので、山が禿げ上がっています。乾燥気候なので、朝、夕が冷えるために、みな長袖、ジャケットを着ていても、極端には暑くありません。ニュージーランドも地中海性気候で、はげ山がたくさんあります。
四季のメリハリがあったほうが、生活にもけじめがつけやすいとは、今回同行したお母さんの言でした。
28日、木曜日、私たちはLAの南東、180マイルほどに位置する
Idyllwild Arts Academyを目指しました。
サンディエゴフリーウェイ、片側6車線の高速道路を南下しました。
反対車線に車がびっしりと並び、その流れが延々と続きます。
日本では考えられないほどの、車の数です。
エコカー、軽自動車は日本のようには走っていません。
お昼の時間なのに、なぜこれほどの車があるのだろう。
私たちはおびただしい車の数に圧倒されました。
消費文明を象徴するような光景です。
ドライブすること2時間半あまり、私たちは標高1600メートルの
高地にあるIdyllwild Arts Academyに到着しました。
つづく

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