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イギリスの教育-ボーディングスクール2

イギリスの難関ボーディングスクールの代表的な学校九校に対して、
ザナインという名称がつけられています。
アメリカの難関ボーディングスクール十校が
テンスクールズと呼ばれるのと酷似しています。
これらの学校に共通している事実として、寮生徒が通いの生徒よりも
圧倒的に多く、生徒数もまた他のボーディングスクール
に比較して多いことがあげられます。
この事実の意味するところは、下記に集約されると私は考えています。
・ 生徒は全世界から集められる
・ 生徒一人ひとりの教育的、社会的ポテンシャルが高い
世界を対象として生徒を募集する必要があるのは、
人種的ダイバーシティー(多様性)を重んじているからであると思います。
また、生徒一人ひとりの総合的な能力が高いということは、寮生活にあって、
500名を超える10代の若者を管理するためには、彼ら自身が社会性的に
成熟していないと、寮生活が成り立たないわけです。
結果、親の期待に応えることができなくなります。
自らを管理できる社会性はボーディングスクールでは必須となるわけです。
彼らに求められている能力は決して学力だけではありません。
いくら勉強ができても、「土日は自由だ」といって、酒を飲んだり、
門限を平気で破る生徒は、即退学の対象となり得るでしょう。
ザナイン、テンスクールズにおいては、勉強のみならず、
スポーツ、芸術に関する設備、時間配分、そして教師陣には
日本では考えられないほどの配慮がなされています。
彼らはスポーツ、芸術エリートを作ろうとしているというよりも、
スポーツや芸術は子どもたちにとって、魅力的であり、
日々課せられる多大な学習負担のなかにあって、精神的なオアシスを
提供できると私は確信しています。
芸術やスポーツで「食ってゆける」か否かが問題ではなく、
好きなこと、興味があること、学術習得技術とは別な分野で、
自分を活性化できる方法として、重視すべきであるという風潮が
ボーディングスクールをしてその存在が長年継続できる
一つの根拠となっていると私は思います。
必ずしもザナインとテンスクールズがイギリスとアメリカの
頂点トップ校ではありません。
そのほかの学校でも彼らに匹敵する進学実績や学業実績を
あげている学校はあります。
大切なことは、卒業生たちの母校に対する限りない愛着心です。
学校の歴史、進学実績、輩出している生徒の社会貢献など
総合的に考えて名づけられたと思います。
残念ながら、これらの学校に入学する基本として、
英語力がしっかり書けて、読めなければなりません。
ネイティブ並みの英語力は当然とみなされます。
TOEFLの点数は100点とも言われています。
つづく

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