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知は海を渡って来る-その6:若い力

社会の最前線からはるか離れた後方で教育システムが
活発に機能しているかのように見えます。
柔軟な思考、個性尊重、論理的思考、ディベート力、プレゼン力など、
実社会で必要な視点を盛り込んだいわば外来の教育が初等、
中等教育機関を刺激しているように思います。
多くの私立一貫校のIBプログラム導入例をみれば、
本来日本にはなかった新たな教育を採用しようとする試みは明確です。
ゆとり教育が廃止され、欧米からもたらされたこれらのテーマを掲げて、
小学校から盛りだくさんの課題が子どもたちに課せられる。
子どもたちの「なぜ勉強するの」という自然の思考回路や、
遊び、好奇心などはその世界ではすべて学習という作業とリンクします。
第一は「知」の習得、その技術向上、そして暗記訓練。
「勉強は小さいときから習慣づけが大切。大人になってからでは遅い」といわれると、親は大変弱い。
私は英語圏に詳しい教育コンサルタントであり、教育評論家ではありませんが、
「教育方針」については、明確な考えを持っています。
その根本にあるものを「基礎教育」としました。
過去にブログでいろいろなかたちでそれを表現しましたが、
基礎教育の基礎とは、人としての基礎と一致します。
自分が学んだことを、世の中をよくするために使おうとする
意志そのものが基礎教育の目的です。
哲学者の梅原猛さんは日本の文化・思想のバックボーンに「自利利他」、
自分に利することすなわち人の利という考え方があると主張されています。
多くの日本人に愛読され、親しまれている国民的作家、
司馬遼太郎さんが、愛したものは、日本人の「公(おおやけ)」に
対する精神であると思います。
私がこの仕事を生涯のこととして愛せるのは、
自分が信じる人生を子どもたちそしてかれらのお父さん、
お母さんにそのまま語れるからです。
私にとって、一人ひとりの子どもたちはそれぞれに独立した人格で、
その家族も世界に2つとない、唯一のものです。
それぞれの家族には固有の文化が存在する、私は大げさでなくそのように
信じていますし、それをなるべく正確に理解し、
子どもの未来を教育という分野で予測するのが、私の仕事です。
私の仕事に終わりはありません。そして、学習に終わりもありません。
「知は海を渡って来る」と信じて生きてきた過去の日本人。
それが過去数十年でかつてないほどの大転換を向かえ、知=世界となり、
情報に関してはバリアフリーとなりました。
この新しい時代をリードするのは、絶対に若い力であってほしいと
私は願っています。
日本は豊かになりましたが、私たちの歴史は「諸行無常」を教え、
増上慢を徹底的に戒めています。
それは、グローバルに言えることではないでしょうか。
私は10代の人たちがあえて外に出ることで、
それを基礎教育として体験すると考えています。

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