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小・中・高校留学-これからの教育5:違うということ

英語圏の教育理念、Make a differenceはYou are specialと共に「個性尊重」を
具現化するうえで、基本となる考え方だと思います。
団体、組織、しいては社会のかなで良いとされている価値観から乖離して
自分の道を貫くことが容易でないことは、今の日本の社会では、
直感できることであると思います。
それをあえて「(人と)違ったことをせよ」と言うところに、
教育の持つ人間の普遍性の追求という課題があると思います。
日本的徒弟制度における価値観は師匠であるところの先生が握っています。
お稽古ごとであれば、師匠は絶対であり、それに従えない弟子は
除外されざるを得ません。師匠ネットワークの強固な日本では、
弟子の考え方がどのようなものであれ、組織のトップに立たなければ、
なかなか認められない。
そのような環境のなかで、Make a differenceを実行することは、
とてつもない勇気、信念、そして体力が必要な気がします。
相対して、英語圏では、自己責任が徹底していますから、
弟子が自分で選択したことがらを追及することを、師匠といえども
深追いはしないという文化であると思います。
広範な地域から誰を先生として選ぶかという、選択権が生徒側に
あった英語圏では、弟子イコール、サポーターであり、お客様である
という思考に違和感がないのだと思います。
しかしながら、教育者一般の世界的な傾向として、
先生が生徒に媚びたり、へつらったり、ご機嫌を取るようなことを、
私は日本でも英語圏のどのような学校に行っても感じたことはありません。
多くの先生は「生徒のため」に動いています。
日本の先生方は、一人で多くの生徒を担当し、塾や保護者とつきあい、
生徒の面倒をみて、くわえて授業や学校の運営上の特定の責任を
果たしているわけですから、ボーディングスクールの先生と比べると、
その労働時間はかなり多いと思います。
Make a difference、これからの教育は必ずこの方向に向かうと思います。
そうでないと、日本の世界に対する耐性バランスが取れないからです。
ビジネスの世界では、会社単位で考えれば、「same」では生き残ることが、
難しくなってきています。
Differentだから、それを求める人が容易に他との判別ができ、
それゆえにより良いサービスや品物が提供できる。
さらに、よりよいものを追究するがゆえに、Differenceの範囲が自他ともに
世界的な広がりを見せる。もはや企業では一般化した考えが、
大学から下に下がれば下がるほど、「教育」という最も大切な子どもの将来を
考える場でその実践が遠のいて行くように思えてなりません。
理由は簡単なところにあるのではないでしょうか。
すなわち、能力開発への絶対的な信頼です。
自立、自主性、人間力といった本来私たちに身についている能力よりも、
競争に勝ち残るための手段が優先されるわけです。
グローバル社会では、競争原理における価値観が転換することを、
子どもを育てる「大人の社会」がどのように理解し、実践するか、
いよいよ、「個」の選択が大切な時代であると思います。

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