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小・中・高校留学-個性・能力の発見 その2

先人たちからのメッセージのなかに「個性・能力」の発見に
結びつく多くの示唆があることに私は注目します。
6月1日にご紹介した20世紀の偉大なピアニスト、
バーンスタインの「教育」へのおもいは、分野を超えて私にその大切さ、
深遠さを衝撃をもって伝えてくれました。
日本の近代に多大な影響を与えた吉田松陰の塾経営の中にも、
明確な教育方針を見出すことができます。
彼らの根本には、一人ひとりの生徒たちへの深い洞察、愛情、
自分が進んできた道、進もうとする道へのぶれない信念です。
彼らは子どもたちの良いところを徹底してほめます。
それを探すために彼らを徹底して知ろうとします。
自分のやり方、学び方、そして集積した知識を
生徒たちに押し付けようとはしません。
自分たちの知識を彼らに誇ろうともしません。
発信し、彼らを受入れ、共感し、感動があり、そして感謝の気持ちがあります。
未来に希望をもとめそれを次世代に託そうとしました。
その精神的姿勢が生徒のこころを刺激し、その気にさせます。
認めること、ほめることは私にとっても至上命令ともいえることです。
では、現代において、子どもたちの何を認め、
ほめるのか、それをいつ、どこで、誰によって、
どのようにそれが、行われるのでしょうか。
世の中で教育者と呼ばれている人達は、認めること、ほめることの
絶妙なタイミングを自然に感じられる人達なのだと思います。
自分がどんなに専門特化していても、その分野の頂点に上り詰めても、
それに満足することは決してないのだと思います。
吉田松陰であれば、塾生に日本の将来を語りながら、自らも
外の世界を絶対に見たいと思っていました。
バーンスタインであれば、音楽の素晴らしさへの独自理解があったから、
それをあまねく人々に伝えたかったのだと思います。
彼は、ベートーベンと音楽を通じて繋がることができると
確信していたと思います。
バーンスタインの晩年の選択は、決して教育だけではありませんでした。
音楽活動、自分の好きなことの追求、思索の中での生活、
でも彼は「教育」を躊躇なく選択しました。
吉田松陰も結局、「教育」という信念に殉じた人です。
彼らの精神の純粋性は、教える側と教えられる側という常識の枠を
とっぱらってしまっていると私は感じます。
すなわち、自分と生徒との一体感、対等感覚で
満たされているのではないでしょうか。
この対等感覚、一体感を持ちうる人との出会いが、
その人の人生を大きく、ドラスティックに変えるのだと思います。
この出会いが、現代において自国でできるのであれば、
それに越したことはありません。
しかし、世界の中の日本を痛烈に意識できるためには、
はっきりとした世界観(グローバル社会)が確立している必要があります。
その知識を統合して、日本の未来予測がなければ、
いかなる教育者でも、生徒の危機感を喚起できるかどうか、
難しいと思います。
つづく

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