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小学・中学・高校留学-英語力(ライティング)について

6月4日の英語力についてのブログでお約束した
留学必須ライティング力について今日は解説いたします。
留学生の実情として、英語力というと「聞く話す」が重視されがちですが、
現実、彼らは「読み書き」に大変困ります。
特に、日本での英語で書くという学習は、日本語→英語が中心であり、
その内容も受験用に社会時事や論説などの一部を訳すという作業が
中心ですから、若者にとって、とうてい興味のわく分野ではありません。
彼らが書きたいように書いていたのでは受験対策にはなりませんが、
なによりライティングは退屈であり、受けたくない授業であると思います。
それが留学すると、「毎日、ジャーナル(日記)を書け」となるわけです。
日本語であっても難題なのにいわんや英語でをやとなります。
既成の英語学習枠から離れれば、ライティングはエキサイティングです。
英語の基本ライティングは極めてシンプルで解りやすい
フォーマットで構成されています。下記のようになります。
① 冒頭の文章で自分に言いたいことを述べる。(トピックセンテンス)
② その根拠を複数述べる。(サポーティング・ディテール)
③ 結論を言う。(コンクルージョン)
これだけです。
では、下記のうちどちらがトピックセンテンスになりますか。
I like soccer.
I watched exiting soccer game, Japan VS Cameroon.
後者を選ぶ生徒が結構いるのに驚かされるのですが、
自分の意見を人に伝えるというトレーニングの少ない生徒にとっては、
英語での意思表示、理由説明、念押しといったパターン理解が
難しいのかもしれません。
次のサポーティング・ディテールですが、
これも彼らはおおよそ得意ではありません。
「なぜサッカー好きか」という質問に客観的正解を探して求めて、
結局黙りこむことが多いのです。
「ゴールしたら最高」
「友達とサッカーだけでなくいろいろと仲良くなれるし」
「サッカーやってるともてる」
「とにかく、ボールに向かっていると楽しい」
このような答えが出てこないのです。
好きな理由を問うと、みな急にかしこまります。
I feel good about goal. I love shots to goal. Goal makes me feel super.
難しい表現を電子辞書で探しても身につきません。
自分の知っている範囲で単語を連結させる。そして、何より大切なのは、
自分の意見を述べることです。
関係代名詞を使わなくても、接続詞を使った副詞節がなくとも、that節
のない単文でも、先生はあなたの意見が聞きたいのであって、
英語に関する知識ではありません。
留学生たちは半年ほどたって、
先生たちが求めていることを本能的に知るのだと思います。
そして、今までの自分を新しい自分にスイッチするのだと思います。
(このスイッチが実は、帰国したときに日本的にまた入れなおされるのです。)
英語によるライティングは英作文より簡単であり、楽しいものです。
少なくともそこには自分の意見を反映することができるのですから。
これから渡航するみなさんのご健闘を祈ります。

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