日本の空港とニュージーランドの空港
今日、ニュージーランドに出発したかおりさんから連絡があり、
予定したフライトが1時間半あまり遅れるとのことでした。
国内線乗継ができない場合の対応を伝えた後、ふと思いました。
日本には100余りの空港があり、すべてがどのように機能しているのかと。
ニュージーランドの国内線は規模が小さく、施設も日本に比べお粗末です。
クライストチャーチ行きはジェット機でしょうが、
地方の空港に飛んでゆく飛行機はプロペラ機で20人乗り程度です。
地方空港も日本の大きなドライブインよりも質素です。
それでも、人とモノの移動施設としては十分に機能していると思います。
日本は鉄道、バス路線がこれだけ発達しているのに、
なぜ100余りも空港があるのかその理由が疑問に思えます。
いかに立派な建物でも、不採算の空港が閉鎖を余儀なくされている、
そんな現実に私は竹下政権下の海外の大学の日本進出を思い出しました。
最盛期に30を越した海外大学日本校のうち、
現在機能しているのはわずかに2校です。
現存する空港もそのような運命をたどるのではないかと私は不安です。
なぜ不安かと言うと、国民の税金により建てられた建物が
無駄になるからです。
「もったいない」と思います。
海外を経験し、徹底した合理性を学び、
先を見通し、優先順位を決めて行動する。
若い人たちが既成概念でなく、要・不要の観点から、
行動できるような社会であってほしいと思いました。