#7 ジュニアボーディングスクールの個性について
<土曜日のブログに続きます>
アメリカ、東海岸地方、ニューハンプシャー州にあるCardigan Mountain School(TOEFLJuior要求、総生徒数228、寮生数203、寮生受入れ学年6-9)は、男子校です。Fessenden School、Eaglebrookも男子校ですが、3校に共通しているのは生徒募集を専門的に行う部署、アドミッションオフィスの長であるディレクターオフアドミッションが10年以上にわたり変わっていないということです。
余談ですが、アメリカは日本と違って、就職に関してそもそも終身雇用、年功序列という考え方がありません。ボーディングスクールの世界においても、先生やその他の職員の移動が頻繁に起こります。通常3-5年の周期で学校を変えることが彼らの常識といえるかもしれません。
そのなかにあって、Eaglebrook Schoolのディレクタオブアドミッションのテッド(セオドア)・ローさん、Fessenden Schoolのカレブ・トンプソンさん、そしてCardigan Mountain Schoolのチップ・オーデットさんは、不動の存在ともいえます。コンサルタントにとっては、不動のアドミッションスタッフはとても頼もしい人たちです。
Cardigan Mountain Schoolへの入学の難易度を10校のなかで「中」としましたが、その根拠は、チップ・オーデットさんが求めている日本人留学の条件によります。意欲と学習への基本的な習慣があれば、英語力はそれほどなくても、ボーディングスクールに馴染むことができるという彼の長年の経験に基づき、インタビューが行われ、合否が決定されます。
この学校をより良く知るためには、ぜひサマースクールに参加してください。7月中旬から3週間ほどのサマースクールは、10校のジュニアボーディングスクールのなかでは、参加生徒数が多く、選択科目も豊富で、その内容も充実しています。寮生活はサマースクールでもレギュラースクールと変わりません。また、参加者も150名程度いますので、夏のボーディングスクール体験としては、理想的と言えると思います。
ひとクラスの人数、朝、昼、晩の食事、授業が終わったあとの寮でのルーティーンなどを学び、長期留学のための基礎をつくることをお勧めします。