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North Country Schoolへ

アメリカ、東海岸の主要都市からNorth Country Schoolのある
レークプラシッドに空路で行くには、
Cape Airという飛行機会社を利用します。
今回はボストンから飛んだのですが、ローガン国際空港、
ターミナルCでチェックインをしたところ、
「あなたの体重は」と聞かれました。
手荷物の重量ではなく、自分の体重を聞かれたのは、37年間で初めてです。
その理由はC27ゲートにある飛行機を見た時にわかりました。
双発プロペラエンジンのその飛行機の乗客座席数は9つでした。
乗客をバランスよく席に配置するために体重を聞かれたわけです。
操縦士は2名で、簡単な緊急時等の説明のあと、ブーンという威勢のいい
爆音を響かせて、ケープエアー1033便、レークプラシッド行きは
おおよそ定刻どおりにボストン・ローガン国際空港を飛び立ちました。
1時間45分のフライトでしたが、乗客は学校訪問の私たち4人だけでした。
機内にエアコンはあるのでしょうが、あまり効かなく、
パイロット2人はオーバーコートと防寒用のアノラックを着ていました。
小さな飛行機に冬に乗る時は、防寒対策は必須です。
今回の目的地、レークプラシッドは1932年、1980年に
冬季オリンピックが開催されたところです。
そのように有名な場所であり、アメリカ屈指のスキーリゾートですから、
空港からホテルまではタクシーで行こうと思っていました。
念のため、ホテルに空港からホテルまでの交通機関を確認すると、
驚いたことに空港にはタクシーはないというのです。
In the middle nowhereという英語表現を今まで何度か耳にしました。
「何もないところの真ん中」すなわち、ひと気のない自然を指すわけですが、
まさに、レークプラシッドの空港、Saranac Lakeは日本でいうと
がらんとした道の駅の縮小版で、本当に何もありませんでした。
幸い、ホテルに紹介してもらったこの地域のリムジン会社に連絡し、
空港で待つこと40分、8人乗りのバンでピックアップしてもらい、
レークプラシッドの町にあるクラウンプラザホテルにたどり着きました。
日曜日でしたが、North Country SchoolのDirector of Admission, David Damicoさんがホテルに来てくれました。
明日から厳寒のなか、アメリカニューイングランド地方の
ジュニアボーディングスクール訪問が始まります。

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