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#2 ボーディングスクールが生徒に求めるもの

<昨日のブログに続きます>
少人数クラスのメリットを昨日のブログで述べましたが、コミュニケーション力、表現力、先生の生徒サポート力等に加えて、学校を一つのグループと考えることをボーディングスクールは強調します。
コミュニティー、ファミリーなどとボーディングスクールは自らを表現しますが、その一員としての生徒たちに責任感、義務感を持たせる背景には、ボーディングスクールという社会あるいは大きな家族の一員となることへのプライドや喜びが当然あるはずです。
最初から責任や義務を強制するのではなく、ボーディングスクールのメンバーとなることは楽しいということを生徒に伝えることで、彼らのこころをつかんでいくのがボーディングスクールの教育では当然のこととみなされています。学校生活すべてが楽しい訳ではありません。そこには、当然、暗記すべき項目もありますし、期限付きの読み書きもあります。もし、それらのみで学校生活が進んでいくのであれば、ボーディングスクールはとうの昔に淘汰されていたでしょう。
ボーディングスクールのキーワードの一つ、多様性(Diversity)は生徒の国籍や文化のそれと共に、日々の生活や週末のイベントなどにも明確に現れています。授業が終わったら、スポーツや芸術活動の時間が必ずあります。その後に食事、勉強、自由時間があるわけですが、消灯時間は10:30PMを超えることはいずれのボーディングスクールでもありません。自分で自由に勉強する時間は多くても2時間程度ですから、この時間を活用しないことには、宿題や課題を終えることはできません。
ボーディングスクールで学ぶ生徒たちは、とても忙しい日々を過ごしているのです。
忙しさは生徒に時間の使い方を考えさせます。その過程で多くの先生や学校スタッフが生徒に協力します。生徒はさらに、先生やスタッフから最大限のサポートを得るために、自分が何をすべきかということも考えていきます。
この生活サイクルのなかから生徒たちの主体性や自主性が作られていきます。自分の進むべき道が単なる成績評価だけでなく、スポーツ、芸術、社会活動も含められているところが、ボーディングスクール教育の魅力となっています。

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