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#4 ボーディングスクール共通願書-親への質問事項

<昨日のブログに続きます>
ボーディングスクールのSSATオンライン共通願書にある親への質問事項最後の質問肢を下記に示します。
If there is anything you wish to tell us about your child, but that you have not yet had an opportunity to share, feel free to use the space below to offer your thoughts.
我が子の特質、長所、実績など、中高ボーディングスクールへの出願で改めて考えてみる良い機会ではないでしょうか。
英語圏のボーディングスクールについてのコンサルタントにとって、この質問はとても親しみのある質問です。
学校訪問の際は、無意識といっていいほどに、気が付いてみると志願者生徒のことについて私はアドミッションスタッフに語っています。学習的な特質だけではもちろんありません。生徒の中には成績だけを取れば、平均以下の生徒もいます。そのような生徒にランク4、ランク5のボーディングスクールを紹介することはありませんが、志願者の何をもってして学校に貢献できるか、またその生徒の学習実績以外でほめられること、あるいは伸ばすことができることなどが、冷静に把握できなければ、コンサルタントは務まりません。
上記の質問は、ざっくばらんに何を書いてもいいので、生まれた時から始めて現在に至るまで、生活の中での驚きの出来事や、最初の質問にあったボーディングスクールへの志望の動機を補足するような内容であっても構わないと思います。
親が持ち続けている中等教育への思い、教育のグランドデザインを考えるなかでボーディングスクールへ留学することの意味、本人が切り拓いていく将来に対するボーディングスクール学習の役割など、想像の範囲を少し拡大してみると、無理なく語れる要点がかなりあるのではないでしょうか。
文章の形式や構成にとらわれることなく、このような機会に言いたかったことを素直に表現してください。
親のコメントがボーディングスクールの合否でどれだけの比率を占めるかは、明確ではありません。ボーディングスクールスタッフに聞いても、具体的な答えは得られないでしょう。
それでいいと思います。
親の思いを、表現技法や要点のとらえ方などと合理化して合格点に結びつけることは、あまりにも空しいように思います。それよりも本人と出願を通じて、ぜひ親子一体となれるように、出願が楽しく、お互いの未知の可能性が追求できるように、あってほしいと思います。

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