留学コンシェルジュ

元気なアジア系アメリカンーニューイングランド地方

アメリカ、ニューイングランド地方のボーディングスクールを訪問すると
嬉しい遭遇が必ずといっていいほどにあります。
今回の学校訪問の旅では、中国系アメリカ人の経営するレストランと
小さな町で人気のアメリカンレストランで私のこころを和ませてくれる
出来事がありました。
留学を志す若者にとって食事は必ずしも和食である必要なないようですが、
さすがに親の世代は、アメリカンな食事は2-3日が限度で、
「米の飯」や「和食」を体が欲するようになります。
そのような時、チャイニーズフードが貴重な食材となります。
今回もあえてレストランの付いたホテルでしたが、フロントでいくつか
レストランを推薦してもらい、夕食をウェイ・リーという
名の中国レストランでとることにしました。
終末の夜だったのでそのレストランは顧客も疎らでした。
閑散としたダイニングテーブルの空きスペースには、ベビーカートがあり、
よちよち歩きの子どもがはしゃいでいました。
私たちは、野菜系の料理を多めに注文して、胃を安堵させ、
お決まりのアメリカンブレックファストの代わりにご飯と野菜料理を
お持ち帰りにしてそのレストランを出ようとして、
タクシーを呼んでもらうと、それがうまくつかまりませんでした。
すると、ウェートレスさんが、
「私の車でホテルまでお送りします」と言うのです。
私は咄嗟に、Oh, yes. It’s very kind of you. We appreciate it!
車は黒塗りのホンダの大きなセダンだったと思います。とても快適でした。
-なぜメイン州?(と彼女に聞くと)
「カリフォルニアからこちらに来たのだけど、兄がここで不動産の仕事をしているの」
-レストランはどのくらいやっているの
「16年間。宣伝は一切やってないの。それでもみんな来てくれるわ。この町の市長さんももちろん顧客さんよ。私の主人も兄の仕事を手伝っているわ。」
レストランからホテルまで10分もかからない距離でした。
少し英語に訛りのあるアジア系アメリカンの経営する中華レストランでの
食事と彼らのホスピタリティーに私は安堵感と元気をいただきました。
翌日は、ホテル紹介の町で人気のアメリカンフードのお店に行きました。
「6時以降は予約が必要よ」というホテルのレセプションの女性は、
タクシー手配と予約を率先してやってくれました。
食事を終えて、入口でタクシー待ちをしていると、受付の女性が、
Are you Japanese?といきなり聞いてきました。
Yes.と答えると、My mother is Japanese.というのです。
She lived in Iwakuni. And met my father.
そういえば、このレストランのマネージャーと思しきその女性、
東洋と西洋がミックスされた美人さんでした。
たまたま今回の遭遇は2人とも女性でしたが、
学校以外では、いわゆるWASP(White Anglo-Saxon Protestant)と
呼ばれる人たちが主流のニュ―イングランド地方で
元気で活躍するアジア系アメリカ人の人たちに接することができて
とても嬉しく思います。

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