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冬休み帰国時の留意点―ボーディングスクール

アメリカのボーディングスクールは、今おおよその学校が感謝祭休みです。学校が再開されるのは来週の月曜日です。その休みが1か月もしないうちに冬休みが始まります。
感謝祭休みはおおよそ1週間、長くても10日くらいですが、冬休みは2週間強あります。留学生のために感謝祭休みは学校の先生が引率するようなツアーが組まれたり、学校手配かあるいはクラスメートなどの家庭にホームステイをしたりしますが、冬休みに関しては、学校が留学生に特別な対処やプログラムを提供することはほぼありません。従って、この期間、ほとんどの留学生が帰国します。
初年度の留学生にとって、帰国時に特に留意しなければならないのは、学校スタッフにサインしてもらったI-20(入学許可書)の3ページ目を必ず持参するということです。この書類がないと、入国時にトラブルとなり、入国できないことは通常無いようですが、本人の学校確認などでイミグレーションを通過するまでに予想外の時間がかかることがあります。結果として、乗継便に間に合わないということになりかねません。
日本の場合であれば、学校がサインをすべき書類ですから、留学生に対してはサイン漏れがないよう学校側がしっかりチェックをすると思いますが、アメリカでは生徒が持参する書類は、基本的には生徒の責任で管理されます。では、事前に留学生の書類管理の要点が、説明されるかというとそれも曖昧なのです。アメリカの場合、留学生担当者が気の利かない人であれば、生徒が管理すべきことになってしまうのが実際です。
さすがに、ジュニアボーディングスクールでは、生徒の年齢が若いのと、留学初年度の英語力のなさを配慮して、パスポート、I-20は学校が一括管理をしてくれる場合が多いようですが、高校になると、そのような配慮は期待できない学校も多くあります。
万が一、I-20のサインを忘れて帰国した場合は、学校のアドミッションオフィスに連絡して、サインしたI-20をフェデックスで送ってもらうよう依頼します。もし、アドミッションとの連絡が取れなかった場合は、入国の際に、時間がかかることを織り込んで渡航する必要があります。
初年度の留学生は、今の時期から自分のI-20のサインを確認しておけば、再入国時に問題になることはありません。

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