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#5 不登校について-社会としてのボーディングスクール

<前日のブログに続きます>
昨日は、いじめについて日本の学校とボーディングスクールを対比するかたちで述べました。今日は、不登校ということについて、ボーディングスクール文化を基にして考えたいと思います。
日本で不登校であった生徒がボーディングスクールに入学したと考えてみます。
ボーディングスクールの授業を無届で欠席すれば、すぐにアドバイザーや寮で生徒と生活を共にする先生、そして生徒を統括するDean of Studentにその情報がもたらされます。授業を欠席することは、学校側にとってはとても重大なことです。当然のことながら、その理由が問われて、繰り返すことがないように生徒は厳重な注意を受けます。
それでも、欠席が続く場合、学校はその生徒と一緒になって問題解決を図るための努力をします。生徒の悩みや個人的な相談相手となるために、ボーディングスクールにはカウンセラーが常駐しています。
カウンセラーは、出席を強要したり、学校規則を読み聞かせたりといようなことはしません。生徒の側にたち、何が問題で出席できないのかを一緒に考えてくれます。もちろん、カウンセラーだけでなく、教科を教える先生たちも、協力してくれます。
もし、授業が難しすぎることが授業を休む原因であれば、宿題提出の期限を延ばしたり、宿題の内容を軽減したりもしてくれます。また、オプションですが、チューター(個人教授)をつけて、宿題や課題、あるいは勉強の方法などを指導しもらうことも可能です。
授業に出ることができないのが、単に授業が難しすぎるとか、英語が分からないということ以外の心因性のものであれば、学校外の心理カウンセラーなどに相談をすることも検討してくれます。
アメリカのボーディングスクールは多様です。
不登校や何らかの理由で退学の経験がある生徒を専門的に面倒見る学校もあります。もちろん、基本的には母国の生徒のために生まれた学校ですから、留学生は英語のハンディがある分、それらの学校の生徒サポートの機能をすべて利用できるわけではありませんが、生徒の立場を尊重する学校の姿勢は、国籍には関係ありません。
生徒の精神的自立を多角的に支援する意欲は、受験勉強に縛られない教育環境であるがゆえに、留学生にも希望をもたらす可能性も大であるといえると思います。

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