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Suffield Academy訪問

留まらない、停滞しない、現代に合った教育を恒に模索するということは、ボーディングスクールが常に考え、追求していることです。Suffield Academyを訪問し、留まることのない学校改修を目の当たりにして、教育の在り方を考えさせられます。
この学校の入学難易度ですが、私のランクでは4の典型校です。留学生のTOEFL平均点は91点とは、アドミッションスタッフでありこの学校の2009年の卒業生、カイル・ビグノーさんからの情報です。今年の10年生の受け入れ枠は30名ほどだそうです。去年度の新入生受け入れ数は140名、出願総数は1040とありました。
この学校、これからも伸びていくでしょう。そのような活気が学校に満ちています。
学校の基本情報を下記に示します。
Suffield Academy
総生徒数:413人(寮生264人、通学生149人)
学年:9年生~12年生
留学生(寮生)受け入れ学年:9年生~12年生
創立年:1833年
現在の日本人生徒数:4名
教育はお金では買えません。しかし、教育を与える環境や施設、そしてなにより生徒たちを魅了するための先生の環境改善は、お金があれば作ることができます。その恩恵を受けるのは、そこで学ぶ生徒です。この学校では、過去10年間で15の施設が新設、増改築をされたそうです。
Suffield Academyでは下記のプロジェクトが現在進行しています。
新たな寮ブロディ―・ホールの建設
旧校舎メモリアルホール(1854年創設)の改築
主たる新設・改修・改築歴
校内歩道、スタイルス通り改修 2015年
生徒のための多目的建物、ブリュースター・ホール改修・拡張 2015年
ヨガ・瞑想・多目的パフォーミングアートセンター 完成 2014年
科学・理科学習棟改修 ホルコム・センター 2013年
校内外周路改修 2013年
ホフマン進学指導棟改修 2012年
上記いずれの工事も10億円以上の費用がかかったとウェブにはあります。そのような膨大な費用をマネージする学校運営スタッフの努力は相当なものでしょう。彼らにとってボーディングスクールにおける教育は事業的要素を多分に含んでいて、生徒数の確保は最優先される学校運営におけるテーマに違いありません。
これはSuffield Academyのみならずアメリカのボーディングスクールすべてに共通する課題といえるでしょう。それ故に、彼らは卒業生や既存の生徒から寄付を募り、それを彼らが目指す教育に還元するために一所懸命に努力します。
(月曜日につづく)

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