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Rumsey Hall School訪問

コネチカット州、ワシントンでポットというかなり田舎にあるRumsey Hall Schoolについては、今までブログで3-4回紹介させていただきました。
今年は、管理棟が改築されました。新しくなった応接室で私たちを迎えてくれたのは、かなり若い年齢でDirector of Admissionに就任したベン・タフさんでした。
下記、この学校の基本情報です。
総生徒数:335人(寮生139人、通学生196人)
学年:1年生~9年生
留学生(寮生)受け入れ学年:5年生~9年
創立年:1900年
現在の日本人生徒数:6名
学校訪問の基本は、出願者との相性を見つけ出すことです。出願者の学校を見る視点は日本のように一定ではないのがアメリカ、ボーディングスクールの特徴です。
「日本は、先生が決めてくれます。」とは、あるお母さんの日本の進学指導における印象ですが、先生が基本とするのは、出願先学校の偏差値と進学実績、過去の合格者データです。そこには、出願する本人のやりたいこと、学力のみならず、芸術面、音楽面、社会面、スポーツ面での特徴などは、ほとんど考慮されないようです。
アメリカのボーディングスクールの学校選定は、日本の真逆といってもいいと思います。アドミッションスタッフが知りたいのは、「君がやりたいことは何か。それに対して私たちがヘルプしてあげられるのは、このようなことである。さあ、お互いそれについて話し合おう。」ということになります。故に1対1の志願者との面接は時には1時間にも及ぶこともあるのです。お互いの相性を探るのに、彼らは時間を惜しむことはありません。
ベンさんは、この学校が3校目といいます。2人のお子さんと一緒にご家族でこの学校の寮で寮生たちと一緒に生活しています。彼は、ジュニアボーディングスクール、高校としてのボーディングスクール、そしてRumsey Hall Schoolという職歴です。
ボーディングスクールでの志願者と学校とのお見合いにおいては、相互の生き方までもが反映されると言っても過言ではありません。
お互いが無理なく成長するためのコミュニケーションがそこでは行われます。
もちろん、ボーディングスクールには、入学のための英語力の基準、学力の基準がありますから、それを無視して学校の選択はできません。インタビュー時にアドミッションスタッフとコミュニケーションが取れないようでは、当然のことながら、受け入れは望めません。
ESLが初級からあるボーディングスクールとESLのない学校では、当然のことながら留学生志願者に対する質問内容が大きく異なります。
さて、今回のRumsey Hall School訪問ですが、この学校のESLは中級からと言えるでしょう。TOEFLJuniorのスコアは750点以上が英語力のレベルとしては望ましいと言えます。
この学校の校長は、ベンさんの前のDirector of Admissionだったマット・ホネガーさんです。10年間で多くの学校施設を増築、改築し、生徒数が増えた背景には、マットさんの学校への貢献が不可欠だったと思います。
これからもマットさん、ベンさんのコンビでこの学校は発展していくと思います。

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