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Shattuck-St. Mary’s School訪問

アメリカ、ミネソタ州のフェアリボーにあるShattuck-St. Mary’s Schoolは、中世のヨーロッパの教会、あるいはお城を彷彿させる学校です。学校の主要な建物は石灰岩(ライムストーン)で作られていてその荘厳さはアメリカの学校とは思えません。日本からの訪問者は、その威容に「これが学校か・・・」と思うに違いありません。
余談ですが、このスタイル(主要建物がライムストーン作り)の学校はアメリカ、東海岸地方のボーディングスクールには珍しくありません。その中でも特筆できるのがニュ―ヨーク州、トロイにある女子ボーディングスクールのEmma Willard Schoolでしょう。
さて、本日の本題、Shattuck-St. Mary’s Schoolの基本データです。
総生徒数:482人(寮生366人、通学生116人)
学年:6年生~12年生
留学生(寮生)受け入れ学年:7年生~12年
創立年:1858年
現在の日本人生徒数:4名
Boarding School Reviewによれば、この学校の寄付金総額は25ミリオンドル(115円換算で28億7500万円)、APコース22、留学生の総生徒数に占めるパーセント25、SAT平均スコア1800-1900という数値は、私のボーディングスクールランキングでいえば4に近く9年生以上の留学生の入学難易度は決して低くありません。
9年生からのハイスクールと6-8年生のミドルスクールはキャンパスが別になっていてシャトルバスで数分間ですが移動します。
ミドルスクールの入学難易度は、ハイスクールと比較すると英語力の要求はかなり低くなると言っていいと思います。年齢が若い分、英語力の習得度合いが高く、生活英語をかなりのスピードでマスターし、それに連動して英語の読み書き力も向上が予測できるために、英語力の問題ではなく、生徒の意欲や基礎的な学力があるとみなされれば合格することが出来ます。
学校の外観の荘厳さに比べると、生徒たちはとてもカジュアルで、寮生が多い割には、デイスクール(通いの私立学校)のような雰囲気があります。おそらく、それがアメリカの東海岸地方のボーディングスクールと異なる点ではないかと思います。
東海岸地方のジュニアボーディングスクールは、9年生で学年が終了するがゆえに、カレッジプレップならぬボーディングスクールプレップとして注目されますし、進学実績も充実していると言えますが、このミネソタ州にあるShuttack-St. Mary’s Schoolは中高一貫であることが利点となり得る学校ではないかと思います。
ミドルスクールに入学を希望する日本人留学生は極めて少なく、ハイスクールにも日本人は3名です。留学当初の半年くらいは辛いことが多いでしょうが、それを乗り切れば、ボーディングスクールライフを極めて比較的短期間に習得できると思います。

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