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日曜コラム ジョン・ロバーツ氏のスピーチ

アメリカ、ニューハンプシャー州にあるジュニアボーディングスクール、
カーディガンマウンテンスクールの卒業式での来賓、
ジョン・ロバーツ氏のスピーチを4回にわたって解説させていただきました。
中学3年生に向けられたスピーチですが、還暦を過ぎた私にも
学ぶところが沢山あるばかりでなく、これからの人生の指針ともなり得ます。
もちろん、それをいつも念頭において積極人生を生きるという意味です。
ロバーツさんが言いたいことの核心は、ソクラテスの汝自身を知れという
言葉によって代表されると思うのですが、そこへのアプローチの方法が、
失敗を恐れず、果敢にチャレンジすることを、若者たちに淡々と述べる
ところに、アメリカの良心を感じます。
来週、あと2-3回で彼のスピーチは完結するのですが、
さて、これから高校生になる諸君への具体的なアドバイスは、
どのようなことになるのでしょうか・・・。
ロバーツさんのスピーチの続きはアメリカからの発信です。
今回の学校訪問は2組のご家族を案内するので、
普段とは違って、長めの滞在になります。
それぞれの訪問先校で学校の教育方針について問う機会もあります。
ロバーツさんが言っているボーディングスクール生の特権、
(Privilege)について聞いてみたいと思っています。
ボーディングスクールを運営する側は、どのようにprivilegeを
説明するか、興味深いことです。
個人的には、ボーディングスクールに通って得られる特権とは、
失敗を恐れないこと、チャレンジの精神を忘れないこと、
友を大切にして、尊敬の念を抱くことなど、ロバーツさんがスピーチで
述べているそのものと思います。
彼の言う通り、若者がこれらの特権を、とうとうと述べることも
それを権利として主張することもあまり意味がないと思います。
それは彼ら自身の内面的な問題であり、
まさにソクラテスが言うところのknow thyselfは、自らの内省によって
意味を持つものと思います。
それが検証できる旅にしたいと思っています。

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