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#3 学校規則の運用-ボーディングスクール

<昨日のブログに続きます>
ボーディングスクールでは、喫煙は厳重に取り締まられます。風紀の問題であると同時に火の不始末による火災の危険性があるからです。
飲酒についても、未成年者の常習性についての懸念から、たとえそれが好奇心によるものであっても許されることはありません。ドラッグ使用に関してももちろん同様です。
寮生活という学校環境はそこで生活する生徒の安全性と公平な学習機会を生み出すために規則の運用に関しては、日本の学校とは大きく異なると言えます。
通いの学校がほとんどである日本は、学校から出てしまえば、生徒を管理することはできません。ボーディングスクールは、ウィークデーは24時間、生徒は学校の管理下にありますから、飲酒、喫煙、ドラッグ使用については、厳格にならざるを得ないと思います。
暴力についても、生徒同士の喧嘩程度では、日本では学校を退学になるようなことはないかもしれませんが、ボーディングスクールでは、暴力は許されないことです。どんな状況でも、腕力に訴えるようなことがあってはならないのが、ボーディングスクールの学校規則の根本にあると思います。
前日のブログでも述べましたが、ネット使用が不可欠であるボーディングスクールにおいては、その使用規定も日本では考えられない程、厳密に規定されていると言っていいと思います。不適切なサイトへのアクセスや、ダウンロードは厳禁です。
日常の授業でのネットの利用が進んでいるボーディングスクールでは、親への連絡事項は、おおよそ紙によるものはなくなりました。オンラインあるいは、電子メ―ルでの連絡がすべてで、郵送によるものはなくなりました。もちろん、Student Handbookも生徒の学校サイト内の固有アカウントにあるリソース(情報源)にあるものを閲覧し、必要であればプリントアウトするようになっています。
学校規則の根本は、その創立以来変わってはいないと思いますが、IT進むことによって情報が伝わるスピードが格段に速くなりました。その管理や伝達の方法などにおける生徒と保護者、そして学校の責任、義務といった問題はこれからボーディングスクールが取り組むべき課題が多くあるのではないかと思います。

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