#2留学後の英語力をつけるための対策
<前日のブログに続きます>
留学生活に慣れるということと、学力が向上するということは、必ずしも一致しません。英語でのコミュニケーションが十分にできるようになり、学校での成績がAとBで占められるようになっても、TOEFLで高得点が挙げられるようになるとは限りません。
TOEFLはアメリカではランク4以上のボーディングスクールに入学する場合、そして入学難易度の高い大学に入学する場合、そのスコアの提出は必須となります。従って、TOEFL対策は、中学、高校留学当初から組み込んでおくことをお勧めします。
TOEFL対策と共にSATについても準備が必要ですが、留学生の基本はTOEFLです。それにまず取り組み、1年間のトータル学習プランを作り、それが実行できてからSATの対策を考えることで、中学から始まり大学入学に至る勉強の道筋が整います。
日本と違って、受験浪人がなく、4年生大学を出てから、すぐに大学院に入学するのではなく、数年の社会経験を経てから大学院に入り、自分のキャリアを積んでいくアメリカでは、大学の選びかたも独特です。
一言でいえば、評判よりも自分の感性で大学を決めていきます。進学実績や総合評価といったデータも参考にはするのでしょうが、最終的には、それらのデータが自分に対して何かを保証してくれるものではありません。
学閥意識もある程度はあると思いますが、結局は仕事そのものができなければ、あるいは仕事が自分に合っていなければ、長続きはしません。
結局、中学、高校時代からの留学は、長続きするという方向に持っていくまでの努力が最も重要で、その意識形成が留学することの価値にも繋がると思います。TOEFL対策、SAT対策は、授業やボーディングスクールでの生活に比べると単調であり、覚えることが中心で、人との関わりも少なく、地道な努力と忍耐力を要します。まさに、日本の受験勉強そのものと言えます。
幸いにもボーディングスクールでは、留学生は学校生活は楽しく、授業も刺激的で積極的に取り組めることが多いといえます。それ故に、次の目標を達成するためのTOEFL対策を中心とした総合的な英語力向上のためのプラン作りに積極的になれると思います。
つづく