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アメリカとカナダ、ボーディングスクールの違い

北米を中心としたボーディングスクールの協会であるTABS(The Association of Boarding School)に加盟しているカナダのボーディングスクールは23校です。TABS全体では215の加盟校ですので、10%程度となります。国の面積でなく、総人口から比較しても、ボーディングスクールの数は妥当とも言えます。
23校のうち、2/3が東海岸地方に位置しています。この傾向もアメリカボーディングスクールと同じです。
23校のリストです。
東海岸地方
Albert College Ontario
Appleby College Ontario
Ashbury College Ontario
The Bishop Strachan School Ontario
Branksome Hall Ontario
Havergal College Ontario
Lakefield College School Ontario
Ridley College Ontario
St. Andrew’s College Ontario
Trafalgar Castle School Ontario
Trinity College School Ontario
Upper Canada College Ontario
Bishop’s College School, Quebec
Stanstead College Quebec
Rothesay Netherwood School New Brunswick
西海岸地方
Brentwood College School British Columbia
Queen Margaret’s School British Columbia
St. George’s School British Columbia
St. Margaret’s School British Columbia
St. Michaels University School British Columbia
Shawnigan Lake School British Columbia
マニトバ州(カナダ中部)
Balmoral Hall School Manitoba
St. John’s-Ravenscourt School Manitoba
カナダのボーディングスクールはアメリカのボーディングスクールに比べると多くの学校がIBプログラムを持っています。この傾向はスイスのボーディングスクールと同様です。
カナダの場合、学校そのものはインターナショナルスクールではありません。それぞれの学校がカナダの中等教育の基準のもとで運営されています。そのうえで、学力に秀でた生徒に対しては、IBプログラムを提供できるので、留学生にとってもその特典を生かすことが可能です。
留学生を受け入れに積極的に取り組み始めたのは、アメリカのボーディングスクールがおおよそ先発と言えます。アメリカのボーディングスクールの中には、ESLのクラスが英語だけでなく、歴史、理科などの科目でもあるボーディングスクールが散見されますが、カナダのボーディングスクールは、それほどまでに、ESLクラスは多くありません。
カナダのボーディングスクールの生徒数が、アメリカの学校に比べて、比較的多いのは、小学校から高校までの学校が多いからです。寮生数においては、アメリカのボーディングスクールのそれとそれほど変わらないと思います。すなわち、1年生から7年生くらいまでは、ほとんどが通学生で占められています。
全般的にカナダのボーディングスクールは、アメリカに比較すると、入学難易度が高くありません。TABS加盟の23校のうち、TOEFLを明確に要求するのは、Shawnigan Lake Schoolのみかもしれません。
カナダの学校への今年9月入学の出願は、多くの学校がまだ受付を行っています。安全な環境という面では、立地の条件は、アメリカもカナダもそれほど変わりませんが、IBプログラムの採用や地元の生徒が多いという学習面での環境は、アメリカのランク3の学校と変わらないといえます。

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